差出人: Takagi Shigehira 件名 : 5月22日 〜♪慌てて 優しい 眼をする〜 日時 : 1999年6月4日 18:11  うけけけ。外出への興奮なのか、5時過ぎに目が覚めちゃったよ。いつもならばこ こですんなり2度寝の中へ身を委ねるのだけど、今日はもう眠れない。目パッチリ。 今日はこの時間からぼんやりと暖かい。  ・・朝勃ちが収まるのを待って、トイレに行った。 何か夢を見たような気もする。誰か親しい人が出てきた気もする。起きた瞬間には覚 えていた気がするが・・・。エロかったっけ?  外はもうすでに明るい。隣と斜め向かいのオヤジはもう起きていた。小声で挨拶。  5時代に廊下に出るのは初めてだった。それでもやっぱりシルバー世代はもう動き 出している。早いなあ、みんな。せめて6時まで寝てればいいのに。どうせ昼間の時 間は泣いちゃうくらい余っているのだから・・・。  ま、良くも悪くも融通が利きづらいのが習慣というものだから仕方ないけど・・ ・。  トイレから戻ると、隣のベッドのオッチャンが部屋の真ん中で体操をしていた。本 当に落ち着きのないオヤジ。観察してると、かなり面白い。今日のエッセイは彼につ いて書こうと思っている。ま。”半日しか”時間がないので、短くなるかもしれない が・・・。  ところで昨日の夜のトップニュースは”トキ誕生”であった。本当に毎日良くもま あという位暗いか悲しいニュースが代わる代わるトップを飾る中で、久々に罪のない ニュースがトップで流れた。これは素直に喜ぶべき事。すくすく育ってくれるのを楽 しむべき事であり、微笑ましくなったのだが、その直後のニュースに笑みも消えてし まった。  サッカーJ2の大宮アルディージャのエースストライカー、ヨルン選手が深夜の六 本木のバーで外国人と口論の末眼を切りつけられ、重傷だというのだ。ヨルン選手は 片目が眼球破裂で摘出手術を受け、選手生命はもちろん、失明のおそれもあるそう だ。なんてひどい事を、というのが率直な感想だった。 眼は空気にふれる体の部分の中で、一番弱く、デリケートなところであると思う。触 れてはならぬ所。もちろん傷つけてもならぬ所。眼に傷、というだけで反射的に顔を しかめてしまいさえする。  今回の事件。詳しい事情は知らない。ただニュースを見ただけだ。深夜のバーとい うことなので、もちろん酒も入っていたことだろう。もしかしたらヨルン選手にも非 があるのかもしれない。しかし、その加害者が中東系の外国人であったそうで、どう も宗教的な匂いも漂ってくる。  得てして起こってしまったスプラッター的な事件の被害者が、たまたまサッカーの プロ選手であったため、大きく扱われ、僕の目にも飛び込んだ。というこの状況。  それにしても、何で眼に刃物なんて。あまりに残酷だ。せめて腹などであれば、ま たヨルン選手がフィールドに戻れる可能性は大きいのに・・・。J1よりもなお地域 ベースのチームが多いJ2.前途は多難なれど、これから盛り上がっていかなきゃな らない。それでも盛り上がりつつあるところだったのに・・・。 大宮の人々の落胆を思うと、やりきれなかった。   <血糖オヤジ 観察記>  ・・・意気揚々だったのに・・・。(このテーマに関して)      今日は外出で頭がいっぱい。       気もそぞろ。         パスします。   パス1. ***************************           優しくなるリハビリ 継続中      S311号室より         たかぎ しげひら ***************************