差出人: Takagi 件名 : 平常心是道 8. 日時 : 1999年10月6日 20:49  ・・・前記の通り、この火曜水曜は連休でございまして。 僕は第3の故郷、山梨へ行ってきました。まあ、主目的は彼女に会うことだったのだ けど、昨日は彼女は夕方まで授業がギッシリだったため、悪友ヒラタ(仮)と甲府で パチスロを打つ約束をした。  昨日は目覚めも少々ゆっくりめ、しかし開店から打つ約束だったため、8時には家 を出た。いつもとは少し違うルートでいつもとあまり変わらぬ通勤ラッシュの中(← この表現、以前にも使ったような・・・?)、諏訪インターまでたどり着き、中央道 へ。BGMは井上陽水のベスト盤。大声で歌ったり、ガムを噛んだりしながらあっと いう間に甲府昭和インターへ。そして9時半には甲府駅に到着。ちょうどヒラタ (仮)の乗った普通電車も程なく到着し、一瞬だけ久しぶりの感慨がよぎる。が、 あっという間にざっくばらんな関係に戻る。余りにもくだらない会話。どうしようも ない笑い。そんなものを垂れ流し始めながら、目的のパチンコ屋へと向かう。と、駅 前で共同募金を呼びかけるお姉さんが。「ここは先に善行でしょう」ということで、 寄付。赤い羽根をつけてもらうが、白いTシャツにはあまりにも目立ちすぎるため、 ヒラタ(仮)のバッグに移し変えた。  そして目的のパチンコ屋へ到着。「どれを打つ?」なんてもう勝った気でいる。い つものことだけど。そしたら10時ちょっと前ぐらいにおじさんに「今日はここは定 休日だよ」と一言。えっ、そうなんすか、と言いつつそれならこんな朝早くから掃除 するなよ、とちょっと不満げな2人連れ。  それで急遽近くの店に移動。そしたらもうドアは開いていて、それでも台はまだ半 分ぐらい開いていた。並んで腰を下ろし、10時の合図とともに打ち始める。  ・・・・・・午前中は快調。残念ながら僕だけ。快調にメダルが増える。もう勝っ た気で昼飯へ。鉄火丼を食べていると、ラジオから「スピード解散記者会見」の ニュースが。あらら、と話をする。そしたら午後はあらら。午前中が嘘のようにどん どんメダルが飲まれて行く。結局終わってみればトントンだった。でも一日遊んで負 けなかったから妥協線と言ったところか。  またも通勤ラッシュの中、今度は都留へ向かう。高速に乗るといきなり工事で渋 滞。割り込んでくる車達に二人してイライラしつつ、それでも井上用水熱唱。  都留に着き、ヒラタ(仮)とバイバイ。そして彼女を乗せて、富士吉田へ。「藍 屋」で夕ご飯。「天重」にタレをかけないで出してもらえますか?とウエイトレスさ んに尋ね、OKということで注文。そして生ホタテの網焼き、みたいなものも頼ん だ。これは家庭用ガスコンロの上で、大き目のホタテを殻ごと火であぶって食べるの だが、これが非常にうまかった。うーむ。程よい天然の塩味がうまかった。  そして彼女の部屋で、テレビを見たり、うたた寝したりと学生時代を思い出すよう なのんびり加減。困っちゃうくらいたっぷり睡眠をとってパチスロでの肩こりも全 快。  今日もずっとのんびり。価値のあるのんびり。そして「夢庵」に昼ご飯を食べに 行った。今日も鉄火丼。ソバ付き。意外にソバが本格的だった。和食和食でうっしっ し。  彼女にボワボワになっていた眉毛をカットして整えてもらってから、帰路へ。帰り の高速はいつ雨粒が落ちて来てもおかしくない空の下に続いていた。爆風を熱唱しな がら突き進んだ。  歌いながら、何度か感じた学生時代へのデジャブーを思い起こす。思い起こすって 事はもうそれが過去だって事で。もう戻らないからなおのこと恋しい。  中途半端な空の下でそんなことを思いつつ、帰ってきて、連休がほとんど終わっ た。 $$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$     「沈み行く夕日を一瞥した。」       今日も56.8キロの高岸げひら。 $$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$$