差出人: Takagi
送信日時: 2001年8月19日日曜日 22:52
件名: 兄ちゃん寝る(8・18の記)

 最近のとある女のセンパイとの電話での会話。実話。
「高岸(仮称)は彼女できたのー?」
「全然全然、さっぱりっすよー」
「高岸(仮称)って私から見たらかなりお買い得物件なのにねー」
「でしょでしょー。コストパフォーマンス高いっすよー」
 なんて泣き言を言ってもなかなかハッピーは遠い(恋愛的な意味ではね)みたい。もう自分的に武道館まで走っちゃおうかって感じだよ。なんてね。
 まあそういうわけで、また一ヶ月ほど日記の間があいちゃったのは、「彼女が出来てぇー、ラブラブでぇー、チュッチュチュッチュしてたらぁー、いつの間にかぁー、こんなにぃー、時間が経っちゃっ」た訳ではない。ご安心を(笑)。ってこんなセリフを言うやつがうっかり隣り合わせにでもなろうものなら僕も背中がかゆくてたまんないけど(笑)。

 そういえば、前回の日記は選挙の前だったんだなあって今読み返してびっくりした。桝添(←字、合ってたっけ?)、田嶋、大仁田フィーバーももう一昔って感じがするもんなー。ちなみにおいらも渾身の延べ2票を投じてきたが、長野県選挙区の女性候補も比例代表のA島Y男さんも落ちてしまって残念だった。明日はナカッタ・・・。
 その選挙戦でもX−Japanの♪フォーエヴァーラブ♪をバックに全国津々浦々ニシエヒガシエ駆け巡った小泉総理も夏休みとか。靖国だ何だと強い風を受け気味だったので、ここでゆっくり箱根でまた英気を養ってもらって、また精力的に政治をこなしていってもらいたい。同様に田中マッキーにも夏休みあげたら?って思うんだけど、もう取ったのかな?
 ところで最近は幼児がらみの事件が続けざまに起こったせいもあってかちょっと印象深い。あろうことか我が子に手をかけ、運河に捨てるという親もいれば、(おそらく)ちょっとの時間だからといって自分の車に幼い我が子を鍵もかけずに放置した親もいて、その子の泣く姿につい連れ去ってしまった若い女性が誘拐犯として逮捕されたりした。
 でもこの2つの事件、どちらも犯人、容疑者として扱われるんだけど、特に前者のような事件もあったりすると後者の女性を「犯人」と呼んでしまうのはちょっと抵抗がある。もちろんこの女性のしたことは、犯罪か否かという線引きをしてしまえば向こう側のことになってしまう。でも、車に我が子を置き去りにした親にも責任はあろうし、この「犯人」にしても、かわいさ余っての「犯行」で、しかもちゃんと面倒を見ていたんだから。「だったらちゃんと面倒見ているんだったら連れ去ってもいいのか?」という話になったらそれはそれでもっともなんだけど、こういう「しごく人間的な誘拐犯」だったおかげでその赤ん坊の母親はおろか全国の母親達への警鐘ともなったわけで、もちろん心情は察しきれないのでこれは踏み込みすぎた意見になってしまうけれど、被害者側も「犯人」を訴えないくらいのことがあってもいいのではないだろうか。僕はそう思うけどね。

 ところで僕も夏休みを頂いた。小泉総理にあやかったわけではないけれど。11日の午後から16日までの5.5日。大学時代のサークルの仲間たちと割と目一杯遊びたおした感じのハッピーな連休になった。今日はそこを中心の日記です。ってことはここまでは前書き?・・・ま、いっか。
 まず11日、月例の会議があって解放されたのは昼過ぎ。ワイシャツネクタイをクリーニングに出してバカンスモードへ突入。先ず前半戦のお出かけの荷物をまとめる。といってもいつもながら重要なのは薬と携帯の充電器なんだけどね。これだけ忘れなければ、あとはなんとかなる。そして準備万端で、特急に乗ってやってきた友人ハジメ(仮称)を迎えに駅へ。出会った途端相変わらずモード。旧友の楽なところ。いきなり妙なテンションで、早速目的地の愛知県へ向かう。目的の友人こーちゃん(仮称)は夜9時頃にならないと時間が空かないということで、ゆっくり下道で目指す。なんだかずっと雨が降っていてドライブにはうざったかったが、ぼちぼちと長野県をなんか南下。そうしたらこーちゃん(仮称)から電話がかかってきて「もう少し早く時間が空きそうだから早くおいで」ということで途中から高速に乗る。でも「晩飯は食べちゃった」ということだったので高速を降りてラーメン屋に入る。そこは長野県内だけでは結構メジャーなチェーン店だったんだけど、大ハズレ。なんかギョーザは紫だった(ハジメ談)だし、僕の頼んだ「チーズクリームラーメン」は白いスープにラーメンが入って、しかも麺の上に四角いとろけるチーズが!!これでまかり間違って美味しかったらなあ、という期待も空しく、カブレラばりの大三振。しかも大盛りで頼んだしね(涙)。一応完食したけどね。
 でもそのラーメンの破壊力で二人の車内のテンションは急に下り坂。しかもそこからは交通量の少ない暗い山道が続く。そしたら途中で僕には確かに見えた親子連れの歩行者がハジメ(仮称)には「見えなかった。」と言われ、急にテンションガク落ち。そういう話は大嫌いなんだもん。そんなもん頼まれても見たくないし、今までの人生で見たこともないのがうれしい所だったのに。とにかくハンドル握る手も汗ばみ、なんか背中もむずがゆい。そんな僕に追い討ちをかけるように「バックミラーになんか見えるかもよ」なんて涼しげに助手席のハジメ(仮称)。「それ以上言ったら事故っても責任取れないからなー」と悲しげに叫びながら暗い峠を乗り切った。こーちゃん(仮称)ちに着いた時は生き返った気がしたもん。ふう。
 人口1600人という村に住む恩恵と言おうか、なんと超格安で借りている3部屋プラス台所プラストイレという一戸建ての住処に上がりこんで、持っていったビールで乾杯。虫の声と時折の車の音以外は聞こえない静かな家でさっきの霊体験?なんかの話が弾む。
 しかし、それ以上に盛り上がったのは「カワウソは実在する動物か?」と言う話。これは霊体験?騒ぎの前に車内で論議になったんだけど、「カワウソって実在しないよねー」という僕の言葉に「えーっ?いるよー」と反論したハジメ(仮称)。「ならこーちゃん(仮称)に聞いてみようよ」と言う話になっていたので、聞いてみたら「いないわけないじゃん、それ本気で言ってるの?」とかなり強い反論。しかも「小学校で教わる事だよ」まで言われ、でも到底僕も納得できず、色々友達に電話をかけてみたが、かければかけるほど劣勢に。しかもある友人宅へかけたらその家族全員がかりで否定された。でもそれでも「みんなおかしいよ」と納得しない僕に、「じゃあ実物見せてやる」と二人は動物園に電話をかけ始めた。
 そして翌日は急遽名古屋市の東山動物園に行くことに。こーちゃん(仮称)の彼女ちかちゃん(仮称)を加えた4人は一路名古屋へ。そうしてたどり着いた雨の動物園にカワウソはいた。いや、いてしまった。「イタチじゃんかー」と最後の抵抗をしたが、檻の前に「カワウソ」って書いたプレートがある時点でおいらの負けだった。おかげでランチのきしめんと味噌煮込み、おごらされました(涙)。
 でも「名古屋に来てるよ〜」とふと打ったメールから、ちょうど(おそらく)ヒマだった名古屋市民のサークルの後輩ぶん(仮称)も合流。一緒にテレビ塔に登る。しかもこーちゃんずを除く3人は徒歩で階段で登った。これがまた絶景。というか金網越しの下界はかなり怖く、しかも引き返すのもまた怖かったので登るしかない高所恐怖症。まあたどり着いた展望台の見晴らしは素晴らしかったけどねー。
 でもその日の勝負運はどうもダメダメだったらしく、最下位がトップに晩飯おごるというルールで開催されたボーリング大会でも最後の最後のテンフレでぶん(仮称)に劇的な逆転を許し、名古屋名物ひつまぶし(←うなぎ三昧の定食といった感じ)を二人分支払う結末となり、涙にくれながらぶん(仮称)と別れ、こーちゃんの赤いワゴンで帰路へ。でもさすがに一日歩き回り、更に大好きな地下鉄で記念写真も撮ってもらったりしてはしゃぎすぎて疲れていたらしく、こーちゃん(仮称)の家で世界陸上の女子マラソンを見ているうちに記憶がなくなった(笑)。
 そして翌日の朝、目覚めてみると主の姿はなし。そういえば「家の用事でちょっと出かける」って言ってたなあと思いながら目覚めぬハジメ(仮称)を横目にちょっとプレステなぞをするものの、あまりの好天に思い立ち、家から持参したものの天気が悪くてここまで使う機会のなかったサンオイルもってすぐ近くの公園へ歩く。そしてベンチに寝そべって焼きだす。日光がじりじりと肌をさしてるなー、と思い始めた途端、「出かけるぞー」と2人に呼ばれた。結局焼く事約15分。悔しいのでサンオイル塗ったまま助手席に乗り込む。そして見晴らしのいい山の上のスキー場へ。
 もちろん夏場はハイキングスポットとして営業中。山の上で陽射しも強かろうから半裸で歩いて登る。気持ちいいが、他の二人は嫌そう(笑)。でも一汗かきながら登り、少し写真を撮ったりしてからちょっと一瞬コスプレして、山を下って食事。「ダチョウ定食」なるものを食べた。人生初ダチョウはなかなかだったよん。
 そして親戚のところに向かうハジメ(仮称)を送りながらおいらも帰宅するということで、両者に都合のいい岐阜県恵那を目指して昼間の峠を越える。頼りない僕ら二人を見越してこーちゃん(仮称)が書いてくれた「何箇所か間違うのを見越した地図」をフル活用してなんとかたどり着き、駅でハジメ(仮称)と一旦別れて僕は高速に乗った。
 家ではその日がこの盆唯一の全員集結のチャンス。墓参りと、9月に旅立つ妹シオリのお別れ会をやるからこの晩は帰ってきなさいよというわけだったのだ。そういうわけで家族とその晩は過ごし、次の日も昼間は兄妹で100円ショップ行ってゲーセン行ってミスド行って、と久しぶりの時間を過ごした。
 そして今度はウチに来客モードだ。毎年恒例の8月15日の諏訪湖花火大会を見に来るのだ。とりあえずその14日はアッキー(仮称)とまたしてもハジメ(仮称)の来訪。でも二人の到着時間にちょっと差があったので、先に塩尻駅でアッキー(仮称)を拾って松本城などドライブで眺めつつ、ハジメ(仮称)をまた塩尻で拾う。でも折りしもヤツの到着に合わせるように激しい夕立が落ちてきて、「アイツ雨男だよー」「今頃雷直撃してんじゃないの?」という話をしながら迎えに行った。そしてとりあえずウチに寄ってから長旅の汗を流すため、温泉へ。湯船の底に一面小石を敷き詰めたお気に入りのお風呂に連れて行った。そして湯上りで戻って飲みながら食べる。ここにはちょうど休みだった後輩ヨッシー(仮称)&彼女も加わった。
 そして15日。昼頃高速バスで松本に着くナチュ(仮称)を迎えに向かう。やっぱりお盆という事もあってか割と混んでいる松本の町。でも案外あっさりナチュ(仮称)も拾えて、4人でおすすめのラーメン屋で昼食してから裏道で諏訪へ。松本方面を週2回営業しているだけあって多少は裏道覚えたもんねー。
 そうして例年より早めに花火の会場である湖畔に繰り出す。かなりの場所がもうレジャーシートなんかで埋まっていたが、ちょっと穴スポットを今年も確保。ちょっと座り心地には問題がある石ゴロゴロ地帯なので長い時間座るのはちょっとおっくうだったけど、最前列で見る感動には替えられない。
 今年も花火は新しい趣向も盛り込まれ、しかも天気がよくてバンバンザイだった。でも途中から風下になっちゃって、花火が煙の影に隠れてしまう事もあってそれは残念だったけど。まあそれは運だからねえ。でも最後の水上スターマイン(花火を湖面で爆発させるため、半円状に見える。諏訪湖花火では2つのそれが段々近づき、最後には1つになる通称「キスオブファイアー」で圧巻)もいつもながらの大迫力で興奮しながら拍手を贈り、家に帰ってきた。
 そしてまた食べて飲んで、録画しておいたサッカー見たりしながらまた記憶が飛び(笑)、ふと夜中に起きたら仕事が終わってから来たというヨッシー(仮称)がいた(笑)。ちょっと眠いながらトークし、また寝た。
 起きて、みんなを起こして朝風呂。そしてハジメ(仮称)は「戻って仕事」ということでさっさと特急に飛び乗る。でもこの休みは毎日奴の顔を拝んでいたことになるわけで、あーこわっ(笑)。
 とはいえ僕も病院の外来の日で、「ちょろっと行ってくる」と出て行ったはよいが、病院では順番を忘れられたりして、えらく時間を食ってしまい、結局戻ってきたらナチュ(仮称)は帰ってしまった後で、アッキー(仮称)と昼食を食べてから、ちょっと慌ただしくお土産を見て、そうして塩尻まで送っていった。
 バイビー、まったねー。

 ってな訳であっという間だった夏休み。なかなかマイペースながら遊び倒せた感が強い。楽しかった。って休み明けは休みボケボケだったけど。ってまだ抜けてないけど(笑)。
 それで、いいのだ。よね?



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         研ナオコはちょっと偉大でした。
             
                          高岸 げひら
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