差出人: Takagi
送信日時: 2001年7月8日日曜日 21:48
件名: 軽くフィクション(7・8の記)

 ・・・というタイトルながら内容はノンフィクションです。当たり前だけど。今年の七夕はドタバタしてしまい、短冊に願いを書くのを忘れてしまった。あーあ、でも先日の2001年後期の幸先のいいおみくじはずっと財布に入ってるし、それにすがるとしようか。

 それにしても、今週は結局雨に遭ったのはほんの30分ぐらい。毎日軒並み気温は30度オーバーの真夏日続き。仕事中の昼休みに車のエアコンを強烈に効かせてシートを倒しておひるねをしていてもあまりの陽射しにどんどん汗が出て来るんだもん。焦るね。
 でもそのくらい圧倒的な気候だとかえって営業先での話の切り口は楽だけどね。「今日も暑いっすねー」と切り出せば「そうなんだよねー、まったく参っちゃうよー」と返ってくる。特に歯医者さんはそれなりに空調もしっかりしてるからいいけれど、入れ歯などを作る歯科技工士さん達は作業の中でワックス(←いわゆる蝋)を溶かして使う。ということは熱を加えるということで、そうなると火を使う。つまり暑さに更に輪がかかる。そういう方々の悲鳴を聞いていると一日くらいざーっと雨が降って涼しくなればなあ、なんて天に(気分的に)ウインクしてみたりしたけど30分分しか届かなかった。ぐぎー。
 そんな今週はいろいろあった一週になった。ってずっと仕事だったんだけど、木曜日に初体験。それは「プロパー」と呼ばれるもので、いつも回るルートをメーカーさんの営業の人と一緒に回ってそのメーカーの強調商品を売り込んでもらうという作業。そしたら今回のメーカーさんは歯科衛生士の資格をもつ女の人だった。しかも見かけは僕よりちょっと年上かな?という感じ(ちなみに既婚)なんだけどセンパイ達が「いくつになったのー?」と何回聞いても「ハタチでーす♪」「だから本当は?」「あ、にじゅうにでーす♪」という年齢不詳ぶり。一枚上手っぽかったので僕も敢えて聞かなかった。
 でも初期のセンパイへの同行訪問以来、いつも1人で営業に回ってるのでこうやって誰かと回れるのは新鮮だし、いい切り口になるし、また自分の姿を客観的に見てもらえる機会になってよかった。さすがに話も楽しかったしね。成果も多少はあったし。いい経験でした。

 まあ仕事はそんなところだったけど、木曜から昨日まで両親と妹シオリが沖縄に遊びに行った。まあ以前にこの日記にも書いたかもしれないが、シオリはいずれ沖縄に移り住む気でいるので、その勤めようと思ってるホテルを見に行ったということ。置いていかれたのは悔しかったが仕事もあるのでおみやげだけ頼んで見送ったのだけど、我が家をオヤジやシオリが空けるのはともかく、来たことがある人なら分かると思うけど、ウチのおかあは間違いなく我が家の要なので家を開けるといつもなにげなくやっている家事がばあちゃんやおいらに回ってくる。まあある程度置いておけるおかずを作っていってくれたりしたんだけど、最近は家事を離れているばあちゃんもおいらも不慣れな作業に軽いてんやわんやだったが、ばあちゃんが色々しっかり動いてくれたこともあってまあ我が家の時間は土曜日までは流れていった。

 が、昨日はちょっと事件発生だった。おいらは午前中だけ会議で出かけたんだけど、早く終わって昼過ぎに車をちょうど家の近くの自分の駐車場に置いたら携帯が鳴り出した。なんだ?と思って画面を見たら我が家からだった。ちょっとイヤな予感で電話に出るとばあちゃんから緊急事態の報告。じいちゃんが出先で倒れて救急車で運ばれたという。!。
 我が家のじいちゃんはもう79歳になるんだけど、以前は畑をやったりしてかなり元気だったんだけど、最近は病気をしたり足腰が弱くなった事もあって家でテレビを見ている時間が長かったのだが、そのじいちゃんが金曜の夜に「明日長野市に住む友達のところにお中元を届けに行く」と言い出したのだ。長野といえば電車も乗り換えていかないといけないし、更にそこからバスかタクシーに乗らないといけない。じいちゃんは耳も遠いし、時間があるときにおいらが車で乗せていくからと言ったんだけど、「もう明日の昼に行くって約束したから」と聞く耳を持たず状態。仕方ないのでできるだけ乗り換えの楽そうな電車をみつくろい、細かく計画を立てたんだけど・・・。最近は足の状態も多少はいいらしく、割と散歩もしてたんだけど、近所で足が立たなくなってしまってうずくまっていてウチに連絡が来たことも2度ほどあったので、心の中には「やっぱり止めた方が良かったか」という気持ちもあった。
 家に帰るとばあちゃんはちょっと動転していたけどまあおいらが帰ったこともあってすぐある程度落ち着いた。どうも救急車の中でその訪ねるはずだったお友達の名前を言ったのでその家にまず連絡が行き、そこからウチに連絡が来たとのこと。そのじいちゃんのお友達も心配で奥さんとともに病院に行ってくれている事、そして意識もしっかりしているらしいことも分かってとりあえずはほっとした。そして程なくそのお友達から電話がきて、そのまま先生や看護婦さんと話し、とりあえず状態は大丈夫そうであるけれど、脳のCTを撮ったら少し出血があるので2,3日入院してもう一度検査してその様子で退院にしましょうという話。脳の出血も倒れた(その場を見ていないのではっきりわからないが)時のものではないらしいし、とりあえず今から行きますので、と行ってばあちゃんと高速で長野の赤十字病院へ。
 待っていてくれたお友達夫妻にまずは頭を下げて、それから主治医の先生の話を聞く。まあほとんど電話で聞いた内容といっしょだった。じいちゃんもベッドの上でちょっとバツの悪そうな顔をしていたが、とりあえず大丈夫そうだったのでまたここでもホッとした。
 そして思ったよりかなり状況が良かったこともあり、じいちゃんにその時の状況を聞く。どうも長野駅からタクシーに乗ったらしいのだが、伝え方と受け取り方とどっちに落ちがあったかは分からないが本来渡るべき橋の手前で降ろされてしまい、そこから道に迷ってるうちに暑さと疲れで立てなくなってしまったようだ。そこで見つけて通報してくれた方に感謝しつつ、控えめに小言を言い、そしてじいちゃんの身の回り品や常飲している薬を看護婦さんにお願いし、みんなで病院を後にした。
 そしてお友達夫婦を自宅まで送り、そしたらお茶をごちそうになった挙句、取れたての野菜までお土産でもらってしまった。本末転倒のような気もしなくもなかったが、感謝しつつその家を後にし、暮れゆく空を眺めながらまた高速で戻る。そしたらちょうど交差のところで長野新幹線を見て、途中ではちょうど七夕で上げていたのか花火まできれいに見えた。
 そうやって家に帰ると沖縄組もちょうど帰ってきたところでじいちゃんの状況を話し、沖縄土産をもらう。鮮やかなTシャツだった。わーい。
 そしてテレビをつけるとJリーグの優勝決定(がかかる)戦も大詰め。そしてジュビロが優勝を決めた。憎いくらい強かったなあ。後期はぜひガンバで。と思いながら食卓の沖縄土産を堪能。さらに泡盛でいい気分。そしたらなんと妹アカリがひょろっと帰ってきた。ちょうどこっちに来た友達に便乗してきたらしい。
 でもさすがに午前も午後も高速で片道100キロくらいを走ったので泡盛も手伝って早めのバタンキュー。そして今日は目覚めが8時半過ぎだったので「も〜っと!おジャ魔女どれみ」を見て脳を起こし、朝ご飯食べてから「遅く起きた朝は」(←松井直美と磯野貴理子と森尾由美の雑談番組、ヘタなお笑い番組よりよっぽど面白い)「週刊東京ゲスト10」で爆笑問題の切れ味ととゲストのコージー冨田のいっこく堂の腹話術までマネしてしまう意外な芸達者ぶりを堪能し、あと昼までの30分は「ハロー!モーニング」というモー娘。の番組で笑っていた。最近矢口がさまぁーずツッコミをマスターしてきて目が離せない。

 そして昼を食べて両親とシオリとまたじいちゃんのところへ。じいちゃんは特に変わりもなく、明日の検査でおそらく退院のゴーサインが出ると思う。この「痛い経験
」でじいちゃんも多少懲りてくれればいいけど・・・という家族の意見だが、そこはがんこなじいちゃんだけにあまり期待していないのが正直な所。なにか手を考えなきゃなあ、というところ。
 ちなみに今夜のメニューは本場のニガウリ(いわゆる”ゴーヤー”)を使ったゴーヤチャンプルー。やっぱりニガウリだけに結構苦いんだけど、それが段々クセになる、といった味。ただしあと2,3回食べないとクセにはならないだろうなあ、というのが正直なところだけれど(苦笑)。



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      パルマでは背番号は7番ではナカッタ!
             
                          高岸 げひら
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