差出人: Takagi]
送信日時: 2001年2月8日木曜日 21:13
件名: 挨拶は先手必勝!<1>

 ・・・I’m here saying nothing・・・。今日はこの曲が一日中頭の中を流れていた。ちょっとオリエンタルなヤイコのこの曲は頭の中を駆けるたびにどうしても一瞬切なくなる。そんな切ない一瞬に感じる戸惑い。これがある限り、おいらはまだ若いな。と思える。ちょっと前まではポルノ(グラフィティ)の♪サボテン♪がこの位置にいたんだけど、今は圧倒的にこの曲かな。

 そんな偉そうに書き出してみたけれど、日記を書くのはほぼ10日ぶりくらい。言い訳ではないけれど本当は毎日書くつもりではいて、生活の中でも「あ、これ日記に書こうっと♪」なんて1人でこっそりはしゃいでる瞬間もあるんだけれど、ここ10日位は親戚のおじさんが遊びに来たり、バイト先の人たちといろいろ遊びに行ったりとなかなか夜が忙しかった。いや、休みの日の昼もだった(笑)。昨日は一週間ぶりの休みだったんだけど、昼間はスキーに行ってしまったから。今年は本当に冬を満喫してるといえますね。

 そうそう、この前ウチに遊びに来たおじさんの話はしないといけない。正確にはおじさんから聞いた話なんだけど。
 おじさんは、オヤジのお兄さん。男ばかりの4人兄弟の長男でオヤジが生まれた湘南に住んでいる。(ちなみにオヤジは末っ子なので年はなかなか離れている)
 以前は船乗りをやっていて、今は某会社の重役のような位置にいるというなんともカッコイイおじさん。小さい頃は「海のおじちゃん」とずっと呼んでいた。タバコはピースを吸い、遊びに行くと自分のモーターボートで釣りに出かけて釣ってきた魚は自分でさばいて料理して(あるいは刺身で盛り付けて)出してくれる。今回も「寿司屋で頼んだら高いんだぞ」という「シマアジ」という魚を持ってきてくれて、刺身にしてくれた。これがまた絶品だった。動けなくなるくらい満腹になるまで食べてしまったし、ご飯を大盛りで3杯も食べてしまった。いつもは2杯の僕なのに(笑)。
 その食卓のあとにおじちゃんはウイスキーのグラスを片手にいろいろな話を聞かせてくれたんだけど、その中で「すごいいいなあ」と思えた話があったので。
 それが今日のタイトルなんだけど、それは挨拶の話。正式に言えば(?)「挨拶は先に言ったもんが勝ちなんだ!」というお話。僕も挨拶大好き人間なので(?)この話には大いに頷いたんだけど、要はおじちゃんは常にどの相手よりも早く挨拶をするように心掛けているんだって。
「例えば俺がドアを開けて部屋に入っていくと挨拶しようとこっちを向くヤツがいるじゃん。でもそいつよりも早くこっちは挨拶をしないと気がすまねえんだよな」
こういう上司っていいよね。僕も例えばバイト先で朝出勤して「おはようございます」と言って「うー」とか流された朝はそれだけでなんかちょっとメゲるもの。今は別の店に移ってしまったけど大好きだった以前の店長代理は早起き野球をやっている人でものすごく気持ちのいい挨拶をする人で、「この人の為ならがんばってもいいな」って本気で思える人だった。そういう人大好き。まあそういう人はえてして人望は厚いんだけどね。じゃあなんでおいらは薄いんだろう。なんちゃって。エヘヘ。
 この話はとっても心に染みる、というか心が嬉しくなるいい話だった。やっぱり基本は挨拶だよなあともう一度振り返った。おいらも挨拶は欠かしちゃいけないと思いつつも先手は取ってない事もあるもんなあ。もっとがんばろ(笑)。

 そんな話をした後だけど、ちょっと今日は恋愛未満のキモチをちょっと書いてみようかなあ、と。げひら的人の好きになり方、というかね。ちょい照れるけど、恋愛的意味で。
 ひとりものになってから2ヶ月が過ぎ、誕生日までもバレンタインまでも10日を切ってしまって、生活としては充実してるんだけど、やっぱりメンタル的にはすきまは空いている。
 そういえば、別れた彼女と付き合ったとき、前の彼女と別れてまだ3ヶ月だったので、周囲にも、当の彼女にまでも「そんなに早くキモチは切り替えられないものだよ」と言われたんだけど、それは半分当たりで半分はずれだった。新しいものがないと、直前のものはずっと直前にいる。特に恋に関しては、そうだと思う。
 増してや、例えば別れて1ヶ月も過ぎればもう生理的に淋しくなる、人恋しくなる。別れた彼女にあてていた時間がぽかっと空くのだからそれは当然と言えば当然なんだけど。こういう時、友達がいなかったら本当に心に殻ができちゃうんだろうなあ、なんて思う。
 まあ、つまり、今、僕は淋しいのだと。そういうこと(笑)。
 そんなこの時期には恋愛の気配を探しながら生きていたりするんだけどなかなかこれがうまくいかない。まあ今本気で好きだと思える人もいないことはいないんだけど、ちょっとベタな言い方をすれば、「キュンとする」瞬間はあったりしている。
 そもそも、僕が人を好きになる時って、一瞬でどかーんと盛り上がることはあまりない。恋愛の気配を自分や周りで育てていく、とでもいうのかな?
 例えば、友達の女の子がいて、遊んだり話したり一緒にいてすごく楽しかったりする。まあ長年の女友達だったら「すごく楽しかった」でまた次に続くんだけど、初めて遊んだ女の子とかだったらそこで僕の場合は恋愛の気配を思い描いたりする。「この子とつきあったらどんなだろう?」って思う。やっぱおいら変わってるのかなあ?とも思うけどね。周りと話してる限りではそんなことを考えてしまうのはおいらくらいっぽいかなあ?
 でもそこはまだ恋の気配。これが育っていくと片思いに発展したりするんだけどね。それはなかなか発展しないかな?でも発展する時は例えばその子の話を誰かとしたり、自分でその子のことを考えるたびに気持ちがちょっとずつふくらんでいく。そして自分で抑えられなくなる。うーむ。自分の気持ちだけど難しいニャア。
 ・・・まあ、今はそんな気配を楽しんで、時々「キュン」を味わっている段階。どんな風に恋心が育っていくのか?それは誰に対してなのか?今は楽しみではあるけれど、もちろん予想がつかない。
 自信があるのは淋しい自分自身だけかな(苦笑)。



^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

     飛行機もやっぱり人間でございましたね。

               
                          高岸 げひら
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^