差出人: Takagi] 送信日時: 2000年9月22日金曜日 21:50 件名: 一本チャチャチャ♪<3> 「なんでー」とテレビに向かって叫んだ日本人は一体何人いただろうか?あの瞬間に。 ”あの瞬間”とはシドニー五輪の柔道男子の100キロ超級の篠原の試合。われわれ日本人にとってあってはならぬことが起きた。 簡単に言えば、審判の誤審による敗戦。鮮やかに決まったはずの一本が相手の「有効」になり、結局そのせいで敗戦の判定。でも主審のジャッジは明らかにおかしかった。見方によっては篠原に逆風だった。しかも篠原は以前の大会(確か世界選手権だとか言っていたけど)でも同じ相手と決勝戦を戦ってやはり明らかな誤審で負けているとか。それを「因縁」の一言で片付けるのは明らかにおかしい。 確かに僕は柔道に関しては素人だ。でも今回見てきたいくつもの試合で「基本的に相手を投げて完全に背中から落とせば一本」という原則(?)は覚えたと思う。その「一本のハズ」のシーンのVTRを何回見ても見事に決まってると思うのだが。 もちろんヒトとヒトの戦いをヒトが裁くわけだから、完全に正確になんて求めるのはナンセンスなのはわかっている。しかしそのために明確な基準としてルールが存在するわけだし、ルールがあるからジャッジマンはジャッジマンたれるのだ。 しかし、ジャッジマンがルールを見失ってしまったら、それはただの「独断」となり、独り善がりでしかない。今回みたいにこんな明らかで、そして愚かな(解説の方が「こんな審判に国際試合は任せられない」とまで言っていたのだから、明らかだろうけれど)「独断」を下してしまった審判のジャッジがそのまままかり通るなんて、明らかにおかしい。 試合後に彼女とも、親友@sery(仮称)とも電話で話したのだが、「内容で勝って、勝負にも勝って、試合に負けた」ということか。サッカーで言えば、2点取って相手には1点しか入れられなかったのに負けるようなものだ。あまりにもかわいそうな銀メダル。競泳の中尾や同じく柔道の斉藤が取った銅メダルのほうが素直に拍手が送れるし、すがすがしい。オリンピックというサイコウの国際舞台でこんなに後味の悪いメダルがあっていいのか?表彰台での篠原の涙、そしてその後のシドニーのスタジオで原稿を読みながらのNHKの有働アナがこらえきれなかった涙。あれだけ明確なミスジャッジがまかり通ってしまったのが未だに信じられない。 確かに「審判が畳を下りたらその瞬間にジャッジは確定する」というルールのもつ意味も分かる。しかしやっぱり審判も人間。どんなプロでも予想し得ない事態も起こる。そういう時に「保険」をかけておかなければ、今日みたいに新のウィナーがウィナーたれない。しかも試合後に審判部長(←役職は違うかも知れない。でも全ての柔道の審判の中で一番権威をもつ方だと思われる)も「私もシノハラのポイントだったと認識しているが、判定は判定だ」というようなコメントを発していたのが更に納得いかない。そこまで明らかならなんとかならないのか?とどうしても思ってしまう。 真剣勝負の場だからこそ、真の勝者を称える拍手が送りたい。その思いが強くてつい熱くなってしまった。見てなかった人には全く訳のわからない話でごめんなさい。 ◇◇◇◇◇TAKAGISHI◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇ そんな中、さりげなく「WINDOWS me」発売です。 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇GEHIRA◇◇◇◇◇◇◇ |