差出人: Takagi
送信日時: 2000年5月16日火曜日 20:30
件名: シチュー引き回し?<2>

 今日はすこぶる順調な一日だった。よかった。

 昨日心掛けて早めに寝たせいで今日はなんとか7時過ぎには目が覚めて、朝飯のトーストをほおばって、ばあちゃん乗せて病院に向かう。通勤ラッシュにもまれるのもそういえば久々だった。

 病室のベッドのじいちゃんは手術に備えて朝から絶食。もう麻酔用の筋肉注射(←これが激痛なのは僕も身を持って知っている・・・)の準備の段階に入っていた。でも緊張からか血圧がやけに高くって、血圧を下げる薬をなめさせられていた。さすがにそれはすぐ効いたけど。
 そんな中に親戚のおばちゃんがやってきたりして、なんかちょっとにぎやかになってきた。待ってる間にみんなで今回の手術の方針書なんかを読む。「内視鏡で尿管を切開。所要時間約1時間」なんて書いてある。読んでるうちに血圧も落ち着き、注射も打たれて手術室へとベッドごと運ばれていった。
 手術室の外の廊下で、僕、おかあ、ばあちゃん、親戚のおばちゃん2人、で、「早く終わればいいねえ」とか「こんな時、ドラマみたいに『手術中』のランプがついてくれればいいんだけど・・・」なんて話しながら、「ぼちぼち手術始まったかねえ?」と話していたら、もう手術が終わってじいちゃんのベッドは運び出されてきた。1時間とか言ってたのに、正味30分ぐらい(麻酔込)。なんかあまりに早く終わりすぎてみんなで拍子抜けしてしまった。内視鏡恐るべし。

 でもそのままじいちゃんはICU(集中治療室)に入った。そこは入る際に手を消毒して、備え付けの使い捨ての紙のマスクをして、白衣(←デザイン的には割烹着に近いが・・・)を羽織らねばならない都合があって一度に2人しか入室できない。かわるがわるに入って、でもまだ麻酔が覚めていないじいちゃんにひとことふたことかけてから、一旦家に戻ることにした。親戚を送りつつ。

 一旦帰宅してばあちゃんと昼食を済ませ、”番”をしててくれたおかあとまた交代して、午後はずっと看病。といっても2人で側にいただけだけどね。でもじいちゃんは採尿管とか点滴とかいろいろな測定器とかを体のあちこちにつけられて窮屈そうで、外そうとしたり起き上がろうとしたり(←今日は禁じられていた)して、気持ちは良く分かるけど、なんとかそれをなだめたりしていた。
 ちょっと熱が出たりしたものの、夕方には大分落ち着いたのであとは看護婦さんにお任せして戻ってきた。明日には大部屋に戻る予定。老人に「寝慣れ」をさせるのはあまりよろしくないと思うので、早く退院出来ればいいなあ、と願う。



◇◇◇◇◇TAKAGISHI◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

       三浦洋一さんも結構好きだったのに、残念です。

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