差出人: Takagi
送信日時: 2000年3月1日水曜日 10:06
件名: 「馬鹿をやっても勝つ!」<2.35>

 ・・・400年に一度のうるう日をあっさり見送ってもう3月になっている・・・。「本当の2000年問題」に引っかかったのは郵便局のTIM・・じゃなかったATMぐらいで、マイ銀行口座の預金残高が一桁増える(二桁でももちろんよかった)とかいう期待していた現象はやはり起こらず、もういつしか春のにおい。カレンダーの3月からは”春”が漂っている。よし、春だ!!
 でもそのうるう日はパタパタと過ごした。東京疲れ(?)もあってかちょっとゆっくり目に起きてからヨッシー(仮称)にモーニングコール。遊びに来る約束だったんだけど、「とりあえず、朝起こしてください」ということだったので、電話をしてみる。が、8回余りのコールの後で「・・・こちらはIDO留守番電話サービスセンターです・・・」、ちっ。まあまだ時間も早いしね。というわけで出張中に届いていたメールにお返事を書いたり、えみっく・めじっく(ともに仮称)にお礼メールを書いたりしていた。そして再びモーニングコール。こんどはつながって「・・・多分11時半頃になります」という返答だったので、(奴のルーズな性格から)午前中には来ないな。と判断。ちょうど(?)前日に会社から届いていた離職関係(?)の書類を持って初体験の職安に行くことにする。ハローワーク。しばらくは世話になることはないと思っていたところだ。が、これも経験経験。「いつでも混んでいる」という話は聞いたことがあったが、どれほどのものなのか、結構気になるところだった。そしたら駐車場もほぼ満車。中に入っていくとプラスともマイナスともつかぬ顔の人々(多分マイナスに近い)であふれ返っていた、といったら少々オーバーかもしれないが、あふれていた。
 その人々の渦巻くパワーに押されつつ受付のおばちゃんに「実は会社を離れまして・・・」と話し掛ける。書類は持ってきたのでそれをおばちゃんに処理してもらおうとしたら、処理しかけたおばちゃんの手がぴたっと止まり、「あの高木さん、下諏訪の方は岡谷のハローワークの管轄になりますので、そっちに行ってもらえますか?」、再びちっ。お役所必殺「タライマワシ」だな。と思いつつ、それは仕方ないか、と自分で納得。まだ時間があるので貰ったパンフレットを見ながら岡谷のハローワーク(場所は知らなかった)へ。そしたらこっちの方が混み合っていた。く、車がとめれん。
 少し待って駐車してから中へ。こっちも負けず劣らず不思議なエネルギーが渦巻いている。でもここで本格的な(?)手続きに入る。
 まずは離職登録。「何故辞めたか」とか「今度の希望する業種は」とかそういったアンケートに答えながら規定の書類の空欄を埋め、提出。そこで現状についての話になったのだが、どうも微妙な立場のため、こっちも向こうも表現が難しい。今の僕の立場は「去年腎臓病にかかり、入院・自宅療養後に復帰したものの、今年再び体調を崩して短期入院し、やはり病気の療養には時間がかかりそうなので、もしかしたらこのままでも大丈夫なのかもしれないけれども、一旦職を離れて負担の少ないアルバイトをしながら一年程度療養をし、もうちょっと薬が減ったらきちんとした職に就きたい」という感じなんだけど、やはり書類上の『退職理由』には「腎臓病で就労が困難となったため」と記されてしまう。もうちょっと表現がありそうなのに、と思ったが、それも事実だし、仕方ない。そのおじさんからは「無職という身分であるため7日間は働かないこと」「『就労可能である』という医師の診断書を持ってくること」「失業保険の説明会が3月13日にあるので出席すること」を命じられた。失業保険も月14日以内のアルバイトならば支払われるらしい。フルに働くか、両立させるか思案のしどころといったところ。
 そうしてこうして家に帰り着くともう正午を回っていたが、やはりヨッシー(仮名)はまだ来ていなかった。・・・ていうか、ハローワークの合間に数回電話していたのだが、全てコールの後で留守電につながっていたので、これは2度寝指数120だな。と推測していたのだが。
 ・・・まあ、それが正しかったのは次の電話で証明されるんだけども。割愛。
 やっとこ現れたヨッシー(仮称)が昼飯を食べてから、あかりもカルディナに乗せて出かける。というのはあかりがボーカルを務めているバンド、「BLUE FRUITS」が行きつけのライブハウスでレコーディングをすることとなり、その模様をビデオに撮る約束をしていたのだ。スタンバイなんかがあるということで一旦あかりをおろしてからカラオケに行き、♪TSUNAMI♪を練習してきたりしてからライブハウス「モンキー」へ。関係ないが、モンキーといえば動物占いでのセリ(仮称)だ。ちなみにおいらは寂しがり屋のひつじさんだよーん。寂しがり屋募集中。
 その「モンキー」でREC START!観客2名(1名は兼カメラマン)。録音スタッフ1名の至ってシンプル加減。最初にバックバンドを録り、その後にボーカルを録る。録りなおしも何回もあって、何回も何回も聞いていたため、頭の中を「ブルフル」が錯綜。でもその風景を見ていると、2年前にやっていた思い出のありすぎるバンド、「しりこーん」を思い出した。いいなあ、バンドって。やっぱ。
 帰ったらちょうど夕食時で、食べたらちょうど「学校へ行こう」で、とっても笑って、その後ゲーセンに行って。夜はふけて。寝た。人生最後の”プレミアムうるう日“はそんなわけであっさり終わった。




♪♪♪♪♪たかぎ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

       すんだそらにー ひかるたまねーぎー

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪しげひら♪♪♪♪♪