差出人: Takagi
送信日時: 2000年2月15日火曜日 21:17
件名: チョコとラヴ♪<2>

 窓を開けるとそこは一面の銀世界だった・・・。
 ・・・これは少し過大表現。JAROの人が見たら怒ること必至(←これも過大表現)。でも雪が積もっていたのは事実。外の車がすっぽりかぶってしまうぐらい・・・。でも銀世界ではない。”銀”だと感じるのはゲレンデが多い。強烈な雪からの太陽の光の照り返し。これがあまりに強烈に視覚に刺さるので”銀”なのだ。街で、しかも低い視点から眺めている限り、”銀”というイメージにはなってこない(これには色盲もあまり関係ない)。あくまでやっぱり白だね。それも”静かな白”。
 でも今朝の僕はちょっと雪で気が重くなる要素があった。そう、今日は会社に出向く日なのだ。雪はまだやむ様子もないし、車で動くにはちょっと厄介。最近かかりの悪いエンジンスターターのスタートボタンを念をこめて押す。ナムサン。約半月ぶりにスーツに袖を通す。ネクタイを締める。タイピンをつける。寒そうなのでコートも羽織り、ざくざくと雪の上を駐車場へ。
 念は届かず。またも。エンジンはかかっていない。てことは窓についた雪は解けてはいない。舌打ちを一つしてから仕方なく雪、霜、氷全て対応の三角プレートで雪を払い落とした。手がかじかむ。でもある程度落とし終わって車に乗り込んでも水温計は余裕で一番下。上がる気配もない。でも今日は余裕をかなりもって出たこともあって車の中でのんびりと待つ。そしてぬるい風が出始めた頃、ゆっくりと通勤路(?)へと出て行った。
 営業所は相変わらず。皆がそれぞれの仕事を片付けている。でも久々の僕を見つけていろいろ声をかけてくれる。この雰囲気はかなり好きだ。
 用事まで時間が少しあったので、後輩に頼まれた携帯の申込書をもらったり、業務のシノハラさん(仮名)とコイバナをしたりしていた。僕の机の上は様々な書類の山になっていた。社長の年始挨拶が載った新聞なんかもあったのでちょっと読んだりしていた。
 用事が済み、あさっても会社に行くことになり、そのついでに本来は先月のうちにやっておかなければならなかった12ヶ月点検の予約もしてしまう。カルディナもちょっと見てもらわなければ・・・。
 帰ってきたとたんに「もう今日は出かけないよーモード」のスイッチが自動的に入る。スーツから私服をすっとばしてパジャマとちゃんちゃんこに着替える。そして午後は更に「のんびりしちゃうよーモード」のスイッチも入れて過ごす。なんかいつのまにか雪もやんでいて、家の中はぽかぽか。
 ところで、最近「掲示板のあり方」みたいなものを考えさせられる機会がある。掲示板といってもホームページによく設置してある掲示板だ。もちろんそこを訪れた人なら誰でもどうにでも書き込める。ある意味特殊なコミュニティーだ。
 僕は毎日ガンバのイナ(稲本選手)の掲示板をチェックしている。好きなので。大阪の人が多いこともあってカキコミも面白い物が多いし、そこから結構輪が広がってるみたいで、最初は読むだけだったのだが、だんだん仲間に入りたくなってきた。最近はよく書き込みをするようになった。でもちょうどそれに合わせてちょっとそのイナの掲示板で議論が起こった。「初めての人が参加しにくい」「個人的なメッセージが多くて本来の主旨のカキコミが少ない」ということ。これは議論を経て今はとてもいい方向にきている。そんなに偉い立場ではないけど、コミュニティーとして一皮向けた感があってすごく嬉しい。好きな選手のファンのあり方も1ファンとして嬉しいもの。
 でも昨日、ホームページでも紹介している「あかりちゃんのホームページ」の掲示板に行って驚いた。というか情けなかった。アメリカで難治の病気と戦っているあかりちゃんを応援しようという主旨の掲示板のはずなのに、「募金は偽善だ」とかそういう意見とその反論で半分以上が埋められていた。前者は「他にも救われない子供がいっぱいいる」というような意見だったようだが、そんなことはそこですべきでない気がした。近くにいた母とあかりとそれらの”経過”を読んで三者三様に情けなくなって溜め息をついて、パソコンを切った。イナの掲示板に比べて大人気ない感じがした。かなり。
 オンライン上では顔も見えないしいくらでも偽って参加することも出来る。だからこそ僕はうそはつきたくない。いいコミュニティーにするには参加する人皆がちょっと”その場所”を大事にするという意識をもてばいいと思う。理想論かもしれないが、簡単なような気もする。
 面白いけれど、顔の見えない付き合いはそれなりに難しい。でもオンライン上の友達は嬉しい。顔の見える人と同じくらいに。



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♪♪♪♪♪たかぎ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
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     そのときぼくらみんな
         ことばもなく
      あさやけのなか にどとは
               うごかぬおまえの・・・

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♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪しげひら♪♪♪♪♪
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