英字新聞の記事をもとにしたスピーチを教材にした授業

 

           長野県上田高等学校   大久保純男

 1.背景

本校の3年生(ほぼ全員が進学希望)の中から特に外国語学部

あるいは実用的な英語を必要とする方向に進学を希望する生徒

(50〜60名 2講座)に対し、必修6単位(英語BC)に加え、スピ

ーキングの力を高める目的で選択2単位(英語A)の授業を行って

いる。

 2.昨年度の授業

 昨年度新たな試みとして,常に新しい教材を提供し続け授業で

の活発なコミュニケーション活動を期待して、1年間通し、

英字新聞および衛星放送によって得られる英語ニュースを利用し

授業を展開した。

今回の発表はその授業形態の中のひとつについてであり前期に約

3か月間行った。以下がその概略である。

(1)準備段階

各生徒は英字新聞から興味のある記事をひとつ選びそれにもとずき

3〜5分のスピーチをする準備をする。その準備としてアウトライ

ンの作成を行う。但し、作成にあたってはルール(sentenceは禁止、

50語以内、論理性、など)を 守らせ,自分の意見、結論も含ませる。       

(2)授業時間

1時間に2〜3人の生徒がアウトラインを見ながらスピーチを行う。

他の生徒は設定されたEvaluationを行う。各スピーチの後,教師が

moderatorとなり質疑応答などの活動を行う。授業はすべて英語で、

また原則として AET が adviserとして参加する。また、補充として

記事に関連する英語のTVニュース(CNNなど)を教材とする。

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英語UA 授業--6月 7月

1.講座編成 A クラス 31名  B クラス 33名    2単位  原則としてT-T で行う。

2.概要  各生徒は自分で選んだ新聞記事などを題材にして3分間スピーチを行う。
  そのスピーチを教材に授業は進行する。

3.進行 
  T 最初の1時間は英字新聞に関する基本的な説明が行われる。ニュース、解説、コラムなどの
    内容の違い、どのような記事はどこに出ているか、などである。辞書を使用すれば英文解釈は
    それほど難しくはない。また、今後授業がどのように進行するかもこの時間に徹底する。
  U この後、1週間にわたり各自のスピーチのもととなる記事の選択が行われる。1ヶ月分の英字新聞
    2紙を研究室においておき自由に見させる。自宅へ持ち帰っても良い。この選択の課程での
    アドバイスが重要であることは言うまでもない。
  V 記事を読んだ後、発表したい事のアウトラインを作成する。基本的なアウトライン作成については
    授業1時間を使う。具体的な例は与えるが、あくまで本人の好みにより、それを見れば一番発表が
    やりやすい、というのが良いアウトラインであるから、各自工夫させる。但し、条件として、棒読みを
    させないため、使用する単語は50語以内、またセンテンスの形はとらない、ということを守らせる。
    内容には、単なる事実だけでなく意見、批評も含ませる。
    スピーチの前に必ずアウトラインの点検を受ける。
  W 1時間分の授業の進行
    A. 生徒のスピーチ(順番は決まっている) アウトライン以外は見ない。
      聞いている生徒は「評価表」(別紙)を記入。
    B. 聞いている生徒からスピーカーに対して質問。自主的に出ない場合は指名。 また、教師から
      スピーカー、聞いている生徒への質問も適宜行う。
    C. スピーチの中で使われた語句、表現、背景知識の説明。
    D. 議論が分かれる点があれば意見を交換させる。
        以上をすべて英語で行う。スピーチは1時間に2−3人。

4.目標
   アウトラインを作りそれを基礎にスピーチを行うことによって、論理的な思考の組み立て、基本的な
   パラグラフを意識したスピーチの作成技術を身につける。
   授業に参加している者は、up-to-date な話題についてのリスニング、スピーキングの練習、時事的な
   表現の習得をする。

                 

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