−よし江のひとりごと−議員定数15人に対する考え方 |
2005年 9月 4日掲載 |
このページは、部分的にCSS(Cascading Style Sheets)を使用しています。閲覧にあたっての注意事項が、「このサイトについて」のページに掲載されていますので、ご覧ください。 |
ひとりごとのページへ | ホームページに戻る |
6月議会において、今まで23人とされていた議員定数が、15人に削減され、次回の選挙から実施されることになりました。 昨年末からの議論をふまえ、最終的には賛成という立場を表明しましたので、6月議会における討論の全文を掲載します。 討論 議員定数を減じる考えの中で、私が一番危惧していることは、ごく限られた専門家だけで、市政を運営するような政治体制、少人数で行なう、半ば独裁的な政治体制である、寡頭政治 ![]() 提案者のおっしゃるとおり、これからは、「市民自ら自己責任で担っていく時代」であり、一方、地方分権により、地方公共団体の事務量、その責任の範囲はさらに増し、議会の役割もますます重要になると思われます。反面、諏訪市に限らず、政治というものが市民に開かれた、身近なものになっているかというと、大いに疑問であります。 そんな中で、私たちが市民運動として位置づけている活動には、本来、より多くの市民が、市民の代表として、ボランティアで政治に参画し、議員として決定権を持つべきである、という考え方が根幹にあります。 しかし、現状の市民の政治意識、民主主義の成熟度合いを考える中で、そのような政治体制は時期尚早であり、現時点では、大幅な削減もやむを得ないと判断しました。 定数15人という数字は、正直申しまして、今でもベストであるかどうか、判断がつきかねますが、議会の中でも、15人の他に、12人、17人、23人など、さまざまな主張がある中で、議論を重ね、苦渋の選択の中で、多くの人が15人という数字に決定され、今回の提案となったことを、重く受けとめ、賛成したいと考えました。 今議会で議論になった、いくつかの点について、述べてみたいと思います。 議員だけで決めるのはどうか、という点については、議会において、議員が自ら決めていこうと合意され、審議が進められてきたものと理解しています。また、2年先の話ではなく、定数を決定した後も、なお多くの検討項目があることを、忘れてはいけません。 インフラ整備が充分でない時代には、陳情型である、地域代表の要素が大いに必要だった訳ですが、時代の変化とともに、議員に求められているのは、市民代表という意味での、専門性であり、それを少数精鋭と、表現されているものと理解しました。 少数意見の尊重という点については、市民の意思である陳情の扱いにおいて、諏訪市議会は、他の議会と比べても、特に丁寧に扱っており、今議会に提出された、5件の陳情についても、緊急事件として、特例の取り扱いで対応しています。 今議会の議会運営委員会において、私が提起した異議申し立てについても、必ずしも充分とは言えませんでしたが、取り上げていただき、ある程度、納得のいく結論を出していただきました。 しかし、少数は少数であります。多数の横暴は認められませんが、議会ルール、秩序は守るべきであると考えます。 最後に、今後の議論の中で、より市民に開かれた議会となり、少数の市民の声にも、真摯に耳を傾けられるような議会を、目指していくことを付け加え、討論と致します。 |
ページのトップへ | ホームページに戻る | ひとりごとのページへ |