−よし江のひとりごと−

諏訪市の合併について

2004年 1月25日掲載

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ポイント1
 諏訪地域6市町村は、合併問題について協議を進めてきました。(但し、昨年12月の任意合併協議会で、富士見町と原村は協議会から離脱されました。)
 国からは、国の財政再建計画の中で、地方への補助金等を減らし、少しでも支出を切りつめる方針が示されました。
 今までの経済の発展と引き換えに、大きく膨らんだ赤字財政の立て直しのために、合併が押し進められることには少なからず疑問を感じますが、その責任の一端は、市民であると同時に、国民である私たちにもあることから、致し方ないものと考えます。
 
ポイント2
 私たちの生活圏は、諏訪地域6市町村に広がっています。地形的にも、諏訪湖周から八ヶ岳のふもと一帯まで、山や峠などで隔てられることなく、一つの広がりを見せています。
(辰野町が、合併協議会から離脱された日に、町長さんと会議で同席する機会がありました。その時に町長さんは、「辰野町は、合併することに異議が多いのではなく、その組み合わせに異議があったのだ。伊那市とは生活圏が異なる。」という意味のことを言っておられました。確かに辰野町は、岡谷市や諏訪市と隣接し、電話の市外局番が一緒だったり、LCVの共通地域であったり、通勤、通学の経済圏も共通と、リップサービスでしょうが、「諏訪市と合併した方が良いかも」とも言っておられました。)
 歴史的に見ても、今年も行なわれる、諏訪地域最大のお祭り「御柱祭、正しくは、おんばしらさい、と読みます。」も、諏訪大社を中心に、諏訪地域が一つになって行なわれます。こんな視点から、諏訪地域が一つの行政体となることは、理不尽なことではないと考えます。(上社市と下社市、正しくは、「かみしゃし」、と、「しもしゃし」、と読みます。に分けた方が、文化的、気質的にいいのでは、という少数の声もあります。)
 *そんな点からも、富士見町と原村が協議会から離脱されたのは、非常に残念に思います。今すぐは無理でも、いずれは一緒になれる道筋を残しておくべきかと考えます。
 
ポイント3
 分権型合併が提唱され、地域の独自性を継続することを模索されているようですが、この手法については、大いに賛成するものです。
 今までのように、お上(行政)にまかせておけば良い時代から、住民の手に、小さな単位の自治権が託される訳ですから、私たちの声が生かされやすくなります。
 しかしこれは、自分たちが自ら参加して、口を出すだけでなく、手も出すということです。大変な事態だと思います。かなり頑張っていかないと、住み良い地域は作れないと思います。戦後、煩わしがられ、嫌われてきた、地域のつながりを取り戻していかなければならないでしょう
 しかしこのことは、超高齢化社会を迎えるお年寄りにとっても、すさんでしまったと言われる子供の世界にとっても、必要なことであると考えます。
 *私見ですが、どうせ分権型にされるなら、旧市町村の枠にとらわれずに、1万人程度の適正な規模の集合単位で考えた方が、より合理的であると思います。


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