花の登山

雨引山 1371m  

2009・4・30

 松川村 馬羅尾

頂上より爺ケ岳、鹿島槍を望む

安曇野

1371mの雨引山でしたが、登山口から急な坂を登り続ける、私にとっては登りも下りも大変な山でした。
お天気にも恵まれ、汗だくで登るにつれ、間近かに有明山、遠くは雪をかぶった美しい鹿島槍、爺ケ岳などを教えていただきました。
「イワウチワ」の花にに会いたくて頑張った甲斐があって、最高の時期でした。感動で疲れは吹き飛びました。連れてきてもらった、ゆっこさんに、またまた感謝!
帰りには、「安曇野ちひろ美術館」に寄り、今開催中の、いわさきちひろ没後35年、句画集「ちひろと一茶」出版記念展を見てきました。
同時開催中の生誕100年の「茂田井武」展
1956年作の「宮沢賢治のセロひきのゴーシュ」の絵本原画は、どこか、子どもの頃に触れた、絵本の懐かしさを思い出し
ました。

鐘の鳴る丘公園

1947年(昭和22年)。NHKの連続ラジオドラマ「鐘の鳴る丘」が大ヒットした。
歌はよく知っていますが、物語の内容はよく知りませんでした。
「鐘の鳴る丘」への反響は回を追うごとに大きくなり、1950年12月まで延べ790回放送された。

終戦直後が舞台で、復員した青年修平が、感化院を逃げだした弟の修吉を探して訪れた東京・新橋のガード下で、カバンを盗もうとした隆太に出会う。
誰もが食べるのに精一杯の時代。巷には浮浪児があふれていた。
彼らを幸せにしたいと思う修平は、故郷の信州に孤児らが暮らせる「少年の家」をつくろうと、隆太やその仲間、修吉らと、力を合わせるというドラマ。
そして、映画「鐘の鳴る丘」のロケが行われたのが、この場所です。
戦後開設された長野県安曇野市の有明高原寮。
今は集会場として使われているようでした。  昨年9月。菊田一夫 生誕100年でした。

菊田一夫 作詞       鐘の鳴る丘
  古関裕而 作曲


緑の丘の赤い屋根 とんがり帽子の時計台
鐘が鳴ります キンコンカン
メエメエ小山羊も 鳴いてます
風がそよそよ 丘の上
黄色いお窓は おいらの家よ

AM10:30〜PM2:30

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安曇野  ちょっと寄り道

高嶺に咲く花を求めての登山 その行動力に脱帽です
イワウチワがたくさん しかもきれいに撮られています。
松川村神戸原を馬羅尾林道を行き 左手に沢沿いを登り乳川の谷に越える峠に出ますね 。
そこから左が雨引山で右に登ると唐沢山だったと思います
ずっと若い頃 仕事の関係で行ったのですが こんなにきれいな花々があったんですね
鐘の鳴る丘 懐かしいですね うろ覚えの映画も栂池スキー場のゲレンデにも鐘の鳴る丘がありますが
その昔そこでも 映画のロケが行われたそうですょ
 
ところですみません 写真に見える白峰は蓮華岳でなく爺ヶ岳と鹿島槍が 重なって見えているのだと思います。
手前に黒く見えている山は 大町市常盤の鍬の峰ですねその右に遠く 白馬岳の山々が霞んで見えます
蓮華岳は 爺ヶ岳から左に伸びる稜線に岩小屋沢岳の峰その手前に薄く黒く裾を引く尾根が見えます。
その延長、画面から左に蓮華岳があるのですが 外れています
実際には 北葛岳や針ノ木岳と重なりあって見えていたと思います
蓮華岳の手前にも餓鬼岳が見えていたと思います
その餓鬼・船窪・針ノ木には山小屋のロマンもあります
写真を見ながらそんなこと思い出しています
 
登られた山頂から振返ると 有明山が間近に見えていて、尾根が続いているので つい行ってみたくなるでしょ?
 

泉探訪noriさんからのお便り  5/10

福島さん、訂正箇所とうれしいコメントをありがとうございました。この場所に載せさせていただきました。
蓮華岳訂正いたしました。それにしましても、よくご存知ですね。指摘していただいて本当にありがとうございました。
頂上にいた方に教えていただいたのですが、教えていただいた方は蓮華岳、爺ヶ岳、鹿島槍、また餓鬼岳のことも説明してくれましたから、私が早とちりしたのだと思います。
確認もせずに安易に書いてはいけないこと、肝に銘じました。お恥ずかしい限りです。   山小屋のロマン ?   reiko 
5/10

山小屋のロマンのこと ちょっと気になるところですがこういう話です

船窪小屋に行ったときのこと 私もまだ二十歳そこそこでした
小屋の主は女性で それだけに山小屋の雰囲気も全然違います
夕方 薄暗くなった頃 小屋の女性が懐中電灯で遠くを照らしています
すると 向こうの 針の木岳のあたりから チカッチカッと光るのです
そうです 船窪小屋の主と針の木小屋の主が 交信をしていたのです
そんなロマン 素敵でしょ どうやら2人は結婚されたようです
 
また 餓鬼岳小屋に泊まったときのこと そこの主人はオヤジさん
ずっと遠くから私たちを迎え またずっと遠くまで見送ってくれました
ところが これに続きがあるのです
その後 私は大町から佐久に異動となり 今度はよく八ヶ岳へと何度も登山をしました 
それもまだ20代前半 独身でした
ある日 稲子の湯からみどり池の小屋へ
そう 例のしらびそ小屋です
登る途中 後ろからきた3人連れが 私を追い越して行きました
その中に乙女が1人 やがて小屋で夕食を共にします
なんとその彼女が餓鬼岳小屋のお身内と知りました
夕食後 みどり池のふちで 私が湖面を眺めていると
小屋の若い主が 声をかけてきました 寄り添うように乙女もいます
主は「水に星が映っていますね、手を伸ばすと底の方に逃げますょ」
と言うのです 実は私もさっきから幻想的に映る星を見ていたのです
乙女も近づいてきて 池を覗き込みます 静かなときが流れました
やがて 乙女はきれいな声で歌いだしました
私も知っている山の歌でした 軽く合わせながら 小屋の主と乙女が
何かしっくりしているように思えました
でもこちらのお2人のあいだのことは私の想像にすぎません
ずっと遠い 若い時分の思い出です  
泉探訪noriさんからのお便り  5/11

心の奥が熱くなるような なんか、いいお話ですね〜〜〜。乙女の歌っていた歌は「山のロザリア」「灯火」でしょうか。。
ドラマが出来そうで情景が浮かびます。偶然とはいえ、いつもいつも出会いは不思議です。
その昔、中曽根美樹の歌で「ゆき子のともしび」という歌がありました。

    ♪白銀けむる アルプスの 小屋に優しい娘一人 ♪
         ♪ その名はゆき子 ともす灯に 夢も揺れるよ  夜空遠く♪

だったでしょうか。それと同じような山小屋の情景を勝手に思い出しています。
何十年も前の歌なので、山に連れていってくれる親友のゆっこさんは知らないそうですが、
いつも ゆっこさんみたいって、思っていた私は、ゆっこさんに 山でこの歌を歌って、苦笑されました。
 
この歌の2番ではちょっと悲しい詩でになっていましたが、
福島さんの出会われた船窪小屋と針の木小屋のお二人はハッピーエンドで本当によかったです。  reiko  5/11                                                               

 このページ後方noriさんからのお便り、山小屋ロマンは必見です