「神経衰弱です」
「いいや、ここはトーナメント制でスピードだ」
「何言うとんねん。ババ抜きや!ババ抜き」
「大貧民のほうがおもしろそうなのだ」
張宿、鬼宿、翼宿、井宿の順で妙な発言が飛び交ったのは、紅南国王宮に設けられた朱雀の巫女の聖殿一室。
しかし、今は侍女は全て彼女によって丁重に取払われ、部屋の中にはその主である巫女・美朱と彼女を取巻く南方朱雀七星宿……といえば聞こえはいいが、
今現在、冒頭の七星士四人と美朱はそんな形式ばった雰囲気など微塵も醸すことも無く、輪になって床にじかに腰掛けていた。
言わば、年齢層がややばらけた愉快な男女の集まりである。
「私、まだ教えてなかったと思うんだけど、ダウトもおもしろいと思うよ?」
「ダウト?それもこの絵札を使った室内遊戯のひとつですか?」
「何!?教えてくれ、美朱」
「えー……とね」
美朱はまた、トランプを片手に簡単なルールの説明を始める。
トランプ持ってきて正解だったと、美朱は次々に自分の知ってる限りのトランプゲームの類を彼らに伝授しながら思った。
皆、暇そうだったので、軽く声をかけてみたのだ。
“私の世界のゲームやらない?”
その結果、四人の有志が集まったというわけだ。といっても、残りの七星士の三人は星宿はもちろんのこと、
軫宿はどうやら市街に下りて薬調達に忙しいらしく、柳宿も柳宿で今日はどういうわけか一度も姿を見ていない。
侍女に話では、どうやら早朝から後宮に忙(せわ)しく出入りしてるらしいとのことだった。
全員に声をかけられなかったのは残念だったけれど、美朱は集まった四人に一通りのゲームを実戦を兼ねて伝授していた。
現時点で、彼らにはどうやら特別気に入ったゲームがあったらしく、次に何をやるかで揉めていたというのが冒頭の会話の経緯であるのだが、
それは同時に各自自分が圧勝したゲームでもあった。
美朱がまた、新たに彼らの視野を広げてやっていると、
「なになに?おもしろそうなことしてるじゃない」
柳宿が部屋の外の廊下を通りかかり、ひょいっと中を覗き込んだ。
「あ!柳宿」
「侍女に聞いて、来てみたのよ。それ、何?」
「トランプっていって、私の世界のカードゲームなの」
「おぅ、柳宿。お前も一緒にやらんか?むっちゃハマるで、これ。特にババ抜きっちゅうやつが」
「……なにそれ。変な名前ね」
「とにかく、ここ来て一緒にやろうぜ。後でスピードっての、俺と勝負してみろよ。負かしてやるからさ!」
鬼宿のこの一言が柳宿に火をつけたのは言うまでもない。
数分後、意気消沈といった雰囲気を醸し出し、床に転がっていたのは柳宿ではなく……。
「ま……負けた」
「は……早ぇ」
先に勝負をふっかけた翼宿と鬼宿だった。
一方、柳宿はいかにも物足りなさそうに、
「なぁに?もう終わりなわけ?だらしないわね。勝つんじゃなかったのぉ?」
と、皮肉たっぷりの笑顔を椅子の上から振りまいた。
柳宿が床にじかに腰掛けるのを頑なに拒んだせいで、皆今は狭い机を囲んでいる状態だ。
「柳宿、すごぉい。初めてなのに」
「こんなのちょろいわよ。……流石にあんたの、神経……なんとかには敵わなかったけど」
柳宿がそろそろ慣れた手つきでトランプをきっていた張宿を見た。
「あ、あんなの、半分運のようなものですから」
と、照れた顔を下に向けてトランプの陰に隠した。
“運ねぇ……”
あれを“運”というのなら、それこそ奇跡なんて日常茶飯事であろう。
“この子は記憶力が人並み以上に素晴らしいのだ”
柳宿は今回唯一の惨敗でそれを改めて思い知った。
「楽しかったわ。でも、なんで星宿様も軫宿もいないのよ。どうせ盛り上がるならこんな狭いところにいないで、広間でみんなで楽しみましょうよ」
「うん。でも、星宿忙しそうだったし、軫宿も街に下りてるとかで宮中にいなかったの。柳宿だって、今までずっと後宮にいたんでしょ?」
「……あんた、それいつの話よ」
「え?」
「星宿様ならさっき回廊で暇そうに庭園眺めていたし、軫宿なら今きっと自室にちゃんといるわよ?
今朝、後宮の友達が……そそっかしくてね。転んで怪我したって言うんで、それを一緒に行って診て貰って来たとこなのよ」
(後宮女は後宮から出てはいけないし、帝以外の俗世間の男に顔をむやみにさらしてはいけないという決まりがあるので、
柳宿の友人とは他でもない鳳綺であるが、とりあえずその規則に法って診察してもらったため、この頃はまだはっきりとした面識はない)
「うそ!」
美朱はそういえば、そろそろお腹の時計が十二時に近付いてきたことに気が付いた。
トランプを始めたのは朝食を済ませてすぐ。ということは、午前中をほぼ全部トランプに費やしたことになる。
熱中しているうちに、いつの間にかこんなに時が経っていたのだ。
午後。昼食も奇麗に食べ終え、星宿と軫宿を含む計八名は、やや広めの部屋に集まり輪になった。広間だけあって、椅子も机の面積も十分な余裕があった。
新たに加わった二人に、これまた親切に実戦を兼ねて熱説していたのは、美朱を始めとする他のメンバー。
その中で以外にも接戦だったのが、星宿と張宿の神経衰弱に軫宿と鬼宿のスピードだった。
どちらも一組あるいは一枚差で後者の勝利ではあったが、鬼宿は予想外な結果に納得がいかないという顔で軫宿にそれを言うと、
「薬の調合や計算式で数字には免疫があるからな。それに、いざというとき医者にはとっさの判断力や素早さも必要になってくるんだ」
と、涼しい答えが返ってきた。
「私もだてに帝の位にいるわけではない。これで国の隅から隅までの治安程度や村々の長の名前、何から何まで記憶しているつもりだ。
だが、流石に張宿には敵わなかったようだな」
「でも、凄いよ!張宿相手に神経衰弱で一組差まで上り詰めたの、星宿だけだよ?」
「そ、……そうか?」
「僕も途中、本気で負けを覚悟しました。次にやったらきっと今度こそ負けてしまいますね」
「なぁ。ババ抜きせぇへん?せっかく八人も集まっとるんや。みんなで出来るゲームせな」
「みんなで盛り上がるのなら、大貧民のほうがおもしろいのだ」
「は?何言っとんねん」
「翼宿こそ何言ってるのだ」
翼宿と井宿が不意に喧嘩を始めてしまった。
「ババ抜きや!」
「大貧民なのだ!」
「はぁ〜い!やめやめ。そういうときはジャンケンでしょ」(美朱に既に皆教わって知っている)
柳宿がその間に割ってはいる。
「よっしゃ。絶対ババ抜きやからな」
「負けないのだ」
『ジャンケン!ポン!』
チョキとパーが宙で見事にぱっと止まった。
「……だ」
「よっしゃあ!ババ抜き決定や!!」
「……うぅむ」
星宿が眉間にしわを寄せる。今までに無いくらいに、それは真剣な顔だった。
あごに手を当て、そんな彼が見つめる先、四枚のトランプの向こうには張宿がいた。
時計回りで翼宿、軫宿、鬼宿、張宿、星宿、美朱、柳宿、井宿の順だ。
張宿の持つトランプの中から、やや悩んで一枚選び、自分の手札と見比べた。
しかし、ペアはない。ババをひかなかったことにとりあえず安堵してから、向きを変えて美朱と向き合う。
今度は美朱が眉間にしわを寄せる番だ。
静かだった。
こうもみんなが静まり返ってしまったのには、ちょっとしたわけがあった。
「どうせやるなら、罰ゲーム付きでやらない?盛り上がるよきっと。」
という美朱の一言を合図に始まったこのババ抜き。結果として、彼女の想像していたものとは正反対の状況になってしまったのだが。
それでも、さっきまではうるさいくらいに盛り上がっていた。
翼宿が井宿のところからカードを引いた途端、雄たけびを上げたのだ。
しかし、その後軫宿が彼の元から引いて、小さく「よっしゃ」と言ったのをみんなが聞き逃すはずも無く、
同じくその後に引いて「ぐっ」と唸った鬼宿の仕種もしっかと見ている。
つまり今、鬼宿と張宿の間が危険ゾーンだと皆は睨んだのだ。
張宿はポーカーフェイスが上手い。となれば、鬼宿の反応を凝視するより他ない。
だが、彼とてバカではない。もしかしたら、既に張宿の元にジョーカーは渡っているのかもしれないのだ。
と、そこまで読んで、星宿はやや慎重になったというわけだ。
さて、問題は“罰ゲーム”とは何かであるが、これは各自自分の左隣の人間に対し自由に与えるというもので、
それぞれ隣人にいいと思われる罰ゲームを考案し、紙に控えておく。
そうして、敗者は自分の右隣の人に罰の書かれたその紙を渡され、絶対に実行しなければならないのだ。
例えば、翼宿に対しての罰ゲームの書かれた紙は井宿が保持し、軫宿に対しての罰ゲームの紙は翼宿が持っているということになる。
なので、互いにどんな罰ゲームが用意されているのか、全く見当がつかない分、なんとしてでもこれは勝たねば隣の奴に何やらされるかわかったもんじゃない!
という意識が働き、ことのほか皆神経質になってしまったと、こういうわけだ。
この勝負が決したとき、勝者の中で自分の罰ゲームを確認して、いったい何人が“勝ってよかった……”と心の底から思うことだろう。
そうこうしているうちに、それぞれの残りの手札も明確に少なくなってきて、幾度目かの張宿のターンがやってきた。
「えい!」
目をつむって、鬼宿のところから三者択一で選んだカードが当たった。
「六です!上がりました!!」
彼の手元にあったのも六。手札は既に残すところそれ一枚であったのだ。
よって、この瞬間、一番の勝ち抜け者が決定したのである。
「ちぇ……」
「勝った人は罰ゲーム見てもいいんですよね?」
鬼宿は懐から紙を取り出し、興奮の熱が冷めないといったふうの少年にしぶしぶ手渡した。
「……懸垂五十回」
“おいおいおい……!”
それを聞いて、若干何名かが鬼宿に心の中でつっ込んだ。
「お前ってさ、頭いいけど、身体……っつーか体力もう少しつけたほうがいいと思ってさ」
「んなこと言っても、五十回はないやろ」
「甘いな。俺の師匠はもっと厳しかったぜ?こんなの序の口だって」
「そら、お前の話やろが!」
「鬼宿、そなたと張宿ではもともと身体の造りが違うのだ」
「そうそう。お前は余裕かもしれんけど、普通の子供の身体とお前の子供の頃の身体を混同せんとき」
「……人を普通じゃないみたいに言いやがって」
柳宿はその一部始終のやりとりを見て、「あたしも子供のとき、そんくらい簡単にできたわよ」というセリフは呑み込んだ。
張宿はその間中、すっかり固まっていて、最後に心の中で一言、
“勝ってよかった……”
と、呟いた。
時が経つにつれ、上がり者の数も増えていき、ここまで来るといよいよみんなもこのゲームの真の楽しみ方が見えてきたようで、
上がった瞬間、自分に与えられるはずだった罰ゲームの内容を確認したがるようになっていった。
しかし、それはあくまで勝者側の楽しみ方であって、なかなか上がれずに残っている者としては、とにかく目先の勝負に集中するよりなかった。
そんな残留組の手札を端から覗いて回り、笑いをかみ殺すのもやはり勝者側の人間の楽しみのひとつだった。
「うっとうしい!ちょろちょろすんなや、上がり組連中!!」
「やぁね。自分がいつまでたっても上がれないからって、ひがんじゃってぇ」
「……俺、お前にあの罰ゲームやって欲しかったわ」
まだ数枚の手札を持った鬼宿が、しみじみと言った。
柳宿がそれに反応する。
「やぁよ!美朱も何?なんであんな罰ゲーム書いたのよ」
「だって……」
美朱が柳宿に対し、用意していた罰ゲームの内容とは、
“男口調でこの後丸一日過ごす”というものだった。
「聞いてみたかったんだもん」
「あ、そ……」
残ったのは四人。翼宿、鬼宿、星宿、井宿という不思議なメンツが、未だ手に汗握る死闘を繰り広げていた。
と、そのとき、
「だ!揃ったのだ!」
星宿のところから三を引き当てた井宿が勝ち抜けした。
「げぇ!冗談やろ?」
「冗談じゃないのだ」
自慢するように、クラブとさっき翼宿のところから引いたハートの三を皆に見せつけてから、
「柳宿、オイラの罰ゲームは何だったのだ?」
と、早速、翼宿の後ろでずっと笑いを堪えていた柳宿に尋ねた。
「あぁ、これね」
と、懐の紙を渡す。
井宿がさっとそれを読み上げる。
「三頭身で一日過ごす……。だ?」
「なんかね……。おもしろそうだったから」
「そう……なのだ?」
井宿がコロンと口の無い二頭身になった。
罰ゲームでなくても、彼ならこれくらいやりかねない……。
「……はぁ。これで残すところ、俺と翼宿と星宿様の三人になっちまったな」
鬼宿の手札は二枚。翼宿も同じく二枚で、唯一星宿が一枚と、勝ち抜けに一番近いところにいた。
“抜けさせてなるものか!”と、若干二人の目に闘志が宿る。
……だが、その数分後、
「……これは、スペードのエースという札だな、美朱。私も上がりだ」
『なにぃ〜!!?』
星宿は二枚のエースを片手の中で広げてみせた。
「ホンマや……」
「おいおい、嘘だろ……」
「張宿、私の罰ゲームとやらは何だったのだ?」
翼宿と鬼宿がぼやく中、星宿は例にならって罰ゲーム出題者の張宿に尋ねた。
「あ、はい。これです」
張宿は達筆な文字の書かれた紙を星宿に手渡した。
その内容は……“醜い物嫌い克服のため、大極山へ赴く”(笑)というものだった。
星宿は一瞬それを見て絶句する。
「張宿……、これは……」
やっとこさ声を絞り出すまでに結構かかった。
いつの間にか、全員が彼のその紙を覗き込んで、彼と同じ反応をとっていた。
張宿が困ったように答える。
「……鬼宿さんが」
チラリと上目遣いに隣の男性を見た。
それではっと皆の思考が一致する。
『たまほめぇ〜〜〜……』
「あは……ははは……」
京田こと太一君がそのとき偶然見ていた大鏡の前で「つぶす……」と呟いたのは言うまでもないだろう。
かくして、罰ゲーム付きのババ抜きは誰が予想したものか、翼宿と鬼宿の一騎打ちとなった。
「ヘンやな。初めやったときは勝っとったのに」
「まぐれだったんじゃないのか?さっき昼前にやったときも、柳宿に負けてたじゃんか」
枚数は翼宿が一枚、鬼宿が二枚。
「ちっ」とか「くそっ」とか、そんな言葉と一緒にたった一枚のカードがふたりの間を行ったり来たり。
その手つきが彼らの間に風の輪を作る程に、試合は熾烈を極めた。
既に、自分が何度ジョーカー目にしたのかさえも、互いにわからなくなり始めた時、実にあっさりとその勝負は決したのだった……。
「井宿!はよ罰ゲーム見せぃ!!」
投げやりな口調で翼宿が叫ぶ。
鬼宿はその前で笑いを必死に堪えていた。
ほかのみんなも同じだ。もう今にも吹き出してしまいそうで、皆例外なく顔がそれまたおかしいくらいに歪んでしまっていた。
……そう。
この勝負の栄光の敗者は、翼宿。くしくもゲーム発案者本人であった。
余談だが、ゲーム制度発案者の美朱は張宿の次に上がっている。
鬼宿も、自分の罰ゲームの確認もそっちのけで、
「は……ははは。ぷくくくっ……!」
永い緊迫から解き放たれた解放感と、ようやく勝利できた安堵感、果ては、勝敗が決した瞬間の翼宿のなんとも間抜けな顔を思い出し、
なにより勝利の優越に浸りきっていた。
翼宿はぶすっとなって、床に転がったそれ(鬼宿)を蹴飛ばす。
本当なら今ごろ自分が感じていたものを、たった少しの手違いで鬼宿に全部持っていかれたわけだ。
「なぁ……。敗者復活制度ってないんか?」
半ば答えはわかりきった上での質問である。
「往生際が悪いわよ。潔く、負けを認めなさい」
さて、気になるのは翼宿の左隣、つまり井宿が彼に対し出題する罰ゲームである。
井宿は皆にせかされるままに、懐に手を入れ、一枚の紙切れを出した。
“大阪弁を使わないで喋る”
「あ!……あほかあぁぁぁ !!!」
翼宿がそれを見てしばし絶句した後こう叫び、ビリッとその紙を引き裂いた。
「井宿ぃ!!」
「だ?」
「ふざけんなや!大阪弁いうたら、俺のチャームポイントやぞ!!こんなんしたら、俺が俺でなくなるやんか!!」
出題者に、当然のことながら抗議する翼宿に、井宿はどこ吹く風。
「お前かて、その『〜のだ』口調すぐやめ言われて、やめられるんかい!?」
「だっ……。それは……」
流石にそうくるとは思ってはいなかったようで、井宿がたじろぐ。
「うるさいわね。出題者には文句つけられないルールのはずよ?」
「んなこと言ったかて、……限度っちゅうもんがある」
「……だったら、もう一度勝負すればいいのだ」
『……へ?』
井宿の突拍子のない発言に、皆が一瞬我が耳と井宿の口を疑った。
「だから、もう一度やればいいと言ったのだ」
「なん……やて?」
「オイラの出題をよく見るのだ」
「……」
一度は破り捨てた紙を拾い上げ、翼宿は再び目を通した。
すると、あることに気付いた。
「わかったのだ?オイラのは翼宿がそうくると思って、あらかじめ一日とか時間制限していないのだ。だから……」
「新たな敗者が出れば、これは無効っちゅうわけか!?」
「ま、そういうことなのだ」
「……けど、逆に言えばそれって新たな敗者が決まるまでは、有効ってことだよね?」
「う゛っ!!」
美朱の言葉に翼宿がはっとなる。
「……よっしゃ!ならもう一度や!ほれ、はよやるで!!」
「翼宿、大阪弁は禁止なのではないのか」(星宿)
「がっ!!……くぅ。『皆さん、もう一度やりましょう』」
「よし」
これに対し返事をしたのは星宿ではなく、鬼宿だったのだが。
「くそぉ〜!!」
「今度は大貧民やるのだ!」
「いえ、今度は神経衰弱にしましょう」
「いや、トーナメント制でスピードなんてどうだ?」
「お!今、俺もそれ言おうと思ってたんだ。軫宿に賛成!」
「えぇ?ダウトやろうよ。ダウト」
「あら、何言ってんの。今度は……そうね、まだやってない七並べとかにしましょうよ。ね?」
「なにぃ〜!!?お前ら何言うとんねん!ぜっっったいババ抜きや!!」
おしまい
修学旅行前にどうしてもUPしたくて、なんとか間に合った「罰ゲーム」!
すっげぇ書いてて楽しかった!!
修学旅行でみんなで夜なにしようかな〜なんて考えていたところ、
ウノ。麻雀(笑)。トランプ。……トランプ?
その瞬間、翼宿を始めとするみんなが輪になって、
まさにこの通りにワイワイ盛り上がっている様子が浮かんだわけですよ!!
はい。1500HITの星夜さま!無事に間に合いましたので献上いたします。
朱雀七星士&美朱でワイワイvです。中途半端な終わり方ですが、どうかお許しを。
この後もきっと死闘は続いているんでしょうねぇ(ー▽ー;)
そして、罰ゲームは大概翼宿の役回り、と。(笑)
それこそ、勝つまでとか言って日が暮れるまでやってそうだ…。