IRRESPONSIBLE BOOK REVIEW
今日の積読

INDEXTOP



SCIENTIFIC FICTION

アイザック・アシモフ

書 名 永遠の終わり
サブジャンル 長編・タイムトラベル
コメント アシモフには珍しい時間テーマ歴史改変にまつわる作品。やや平凡な印象あり。
無責任評価 ★★★★★★☆☆☆☆


書 名 神々自身
サブジャンル 長編・異世界物
コメント 巨匠に念願のヒューゴー、ネビュラをもたらした意欲作。たしかに面白いけど第2部のエイリアンの生態はなぁ・・・微妙。
無責任評価 ★★★★★★★☆☆☆


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ポール・アンダースン

書 名 焦熱期
サブジャンル 長編・異星文化
コメント 直球勝負のポール・アンダーソンらしい作品。これぞSF。出来のいいことにまちがいないが意外性の不足も否めない。
無責任評価 ★★★★★★☆☆☆☆


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グレッグ・イーガン

書 名 祈りの海
サブジャンル 短編集
コメント 90年代後半から俄然注目を浴び始めたイーガンの日本版オリジナル短編集。「貸金庫」が怖い。
無責任評価 ★★★★★★★★☆☆


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ジョン・ヴァーリイ

書 名 へびつかい座ホットライン
サブジャンル 長編・八世界シリーズ
コメント 「八世界シリーズ」の大黒柱ともいうべき作品。お馴染みのクローン、性転換が日常化した社会や、 ホットラインの送り手の正体が描かれる。ヴァーリイ、面白いっすよ。
無責任評価 ★★★★★★★★★☆


書 名 残像
サブジャンル 短編集
コメント 「八世界シリーズ」ものも含めた9編収録の短編集。表題作はヴァーリィの真骨頂、感動します。
無責任評価 ★★★★★★★★★☆


書 名 バービーはなぜ殺される
サブジャンル 短編集
コメント 八世界シリーズの作品を中心にした第二短編集。表題作の結末はやや期待はずれだが、 「ピクニック・オン・ニアサイド」「ビートニク・バイユー」「さようなら、ロビン・クルーソー」の3つはファン必読。
無責任評価 ★★★★★★★★☆☆


書 名 ブルー・シャンペン
サブジャンル 短編集
コメント ローカス賞短編集部門賞を受賞した、ヴァーリイの第三短編集。 「PRESS ENTER■」が怖くていいです。
無責任評価 ★★★★★★★★☆☆


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コニー・ウィリス

書 名 ドゥームズデイ・ブック(上・下)
サブジャンル 長編・タイムトラベル
コメント ヒューゴー、ネビュラ、ローカス賞トリプルクラウンは伊達じゃない。 メチャクチャおもしろい。余韻あるラストも良し。
無責任評価 ★★★★★★★★★☆


書 名 犬は勘定に入れません
サブジャンル 長編・ユーモア・タイムトラベル
コメント シリアスな「ドゥームズデイ・ブック」と背景をともにしながら、 19世紀のユーモア小説「ボートの三人男」にオマージュをささげる、 タイムトラベルユーモアミステリ。うまいね、ウィリス。
無責任評価 ★★★★★★★★☆☆


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ジョン・ウィンダム

書 名 トリフィド時代
サブジャンル 長編・破滅テーマ
コメント 謎の彗星?によりそのほとんどが失明してしまった人類に不気味な食人植物が襲いかかる、 破滅テーマの代表的作品。ウィンダムの出世作。
無責任評価 ★★★★★★☆☆☆☆


書 名 さなぎ
サブジャンル 長編・ミュータント物
コメント 核戦争後の世界でミュータントとして迫害される超能力者たちの物語。 後の多くの作品の嚆矢ともいうべきウィンダムの代表作のひとつ。
無責任評価 ★★★★★★☆☆☆☆


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A・E・ヴァン・ヴォクト

書 名 宇宙船ビーグル号
サブジャンル 長編・宇宙探検
コメント 宇宙テーマSFのマスターピース。ヴォクトお得意の奔放な想像力から生まれた 凶悪な怪物たちの描写が圧巻。
無責任評価 ★★★★★★★★☆☆


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D・ウォルハイム&T・カー

書 名 時のはざま〜ワールズ・ベスト1965〜
サブジャンル アンソロジー
コメント センス・オブ・ワンダーという言葉に意味があった時代の年間傑作選。ライバーの「変化の風が吹くとき」が良し。
無責任評価 ★★★★★★★☆☆☆


書 名 忘却の惑星〜ワールズ・ベスト1966〜
サブジャンル アンソロジー
コメント ウォルハイム&カーの年間SF傑作選第二弾。ニーヴン「地獄で立ち往生」、エリスン「『悔い改めよ、ハーレクィン!』とチクタクマンはいった」、 ラファティ「うちの町内」等、文字通り傑作が目白押し。
無責任評価 ★★★★★★★★☆☆


書 名 追憶売ります〜ワールズ・ベスト1967〜
著 者 D・ウォルハイム&T・カー
サブジャンル アンソロジー
コメント ディックの表題作だけでなく、ゼラズニイが2編も。「十二月の鍵」、「フロストとベータ」そっちもええなぁ。
無責任評価 ★★★★★★★★★☆


書 名 ホークスビル収容所〜ワールズ・ベスト1968〜
著 者 D・ウォルハイム&T・カー
サブジャンル アンソロジー
コメント ゼラズニイ、ディレイニイ、エリスン。誠にぜいたくですなぁ。
無責任評価 ★★★★★★★★★☆


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オースン・スコット・カード

書 名 エンダーのゲーム
サブジャンル 長編・エンダー物
コメント ヒューゴー、ネビュラ、ダブルクラウン。あまり好みの作家じゃないけど この作品は文句なしに素晴らしいです。
無責任評価 ★★★★★★★★★☆


書 名 死者の代弁者(上・下)
サブジャンル 長編・エンダー物
コメント 前作「エンダーのゲーム」に続き2年連続のヒューゴー、ネビュラ、ダブルクラウン。うーん、まだこのあたりなら 素直に感動できるんですけど・・・。
無責任評価 ★★★★★★★★☆☆


書 名 ゼノサイド(上・下)
サブジャンル 長編・エンダー物
コメント あかん、もうついていかれへん。
無責任評価 ★★★★★★★☆☆☆


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W・ギブスン&B・スターリング

書 名 ディファレンス・エンジン
サブジャンル 長編・スチームパンク
コメント サイバーパンクのビッグネーム2人によるスチームパンク代表作。さすがはと思わせるできではあるが しょせん際物、の感はぬぐえず。(あ、個人的見解です。)
無責任評価 ★★★★★★★☆☆☆


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ランドル・ギャレット

書 名 銀河の間隙より
サブジャンル 長編・エイリアン・SFミステリ
コメント マイナーながらSFミステリとしてもなかなかよくできた佳作。
無責任評価 ★★★★★★★★☆☆


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ジョン・W・キャンベル

書 名 暗黒星通過!
サブジャンル 長編・天才科学者
コメント 数多の大物作家を育てたキャンベル自らの作品。名編集者ノットイコール名作家。ま、時代を考えると一応高水準なのか。
無責任評価 ★★★★★☆☆☆☆☆


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アーサー・C・クラーク

書 名 遙かなる地球の歌
サブジャンル 長編・遠未来物
コメント クラークの作品独特のゆったりとしたペースは 大河の流れに身を任せるようでなかなか心地良い。
無責任評価 ★★★★★★★☆☆☆


書 名 グランド・バンクスの幻影
サブジャンル 長編・近未来テクノロジー
コメント ハイテクを駆使したタイタニック号引き揚げ、派手になりそうな題材も クラークの手にかかると、さらりとした読後感の軽快な作品に仕上がってしまう。良し悪しではあるが・・・。
無責任評価 ★★★★★★★☆☆☆


書 名 白鹿亭綺譚
サブジャンル オムニバス長編・ユーモア
コメント 巨匠が贈るSF版トール・テイルズ(ほら話。)。クラークはシリアスな作品も素晴らしいが どっちかというとこういうお遊び作品の方が私の好み。面白い。
無責任評価 ★★★★★★★★☆☆


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マイケル・クライトン

書 名 タイム・ライン(上・下)
サブジャンル 長編・タイムトラベル
コメント ありふれた時間旅行ものかと思いきや、量子テレポーテーションを からませるあたりは、さすがにクライトン。映画化と同時にゲーム化の話も進んでいたようだが、 ゲーム化の構想が先にあったのではと思いたくなるようなストーリー展開。まずくはないがクライトンとしては平均点。
無責任評価 ★★★★★★★☆☆☆


書 名 スフィア(上・下)
サブジャンル 長編・ファーストコンタクト物
コメント なぜかクライトンのものでは同じような印象を受けることがままあるが、 良く出来たSFドラマ(映画ではない。)の原作といった感じがする作品。べつにけなしてるわけじゃないですよ。
無責任評価 ★★★★★★★☆☆☆


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ニコラ・グリフィス

書 名 スロー・リバー
サブジャンル 長編・ミステリー&バイオテクノロジー
コメント もろ私の職場の未来の姿が描かれているが、ちょっと進歩が足りない気も。 ネビュラ受賞作だけあって読み応えは十分ですけど。
無責任評価 ★★★★★★★★☆☆


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スティーヴン・グールド

書 名 ジャンパー−跳ぶ少年−
サブジャンル 長編・超能力
コメント いきなり幼児虐待シーンから始まったり、主人公が銀行強盗したりと 多少過激ながらもハインラインのジュヴナイルの伝統を受け継ぐ物語。
無責任評価 ★★★★★★★☆☆☆


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ハル・クレメント

書 名 重力の使命
サブジャンル 長編・ファーストコンタクト&異星探検
コメント ハードSF黎明期のの金字塔の一つ。読むべし。
無責任評価 ★★★★★★★★☆☆


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フィリス・ゴットリーブ

書 名 オー・マスター・キャリバン!
サブジャンル 長編・冒険成長物語
コメント ちょっとなじみ薄いカナダのSF。出来はいいです。イギリス生まれながら同じカナダ在住の マイクル・コニイとちょっぴり共通する雰囲気もあります。
無責任評価 ★★★★★★★★☆☆


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ロバート・シェクリイ

書 名 地球巡礼
サブジャンル 短編集
コメント 50年代を代表する短編の名手シェクリイだが、さすがに古さは否めない。 ま、たまにはこんなのもいいかも。
無責任評価 ★★★★★☆☆☆☆☆


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チャールズ・シェフィールド

書 名 ニムロデ狩り
サブジャンル 長編・SFアクション
コメント がんばってるのはわかりますけどね。いまいち。
無責任評価 ★★★★★★☆☆☆☆


書 名 マッカンドルー航宙記
サブジャンル 長編・宇宙探検
コメント 正統派ハードSF作家シェフィールドが最新の科学と驚異のアイデアをとりまぜ、軽快なタッチで語る宇宙物語。 なかなかいけます。
無責任評価 ★★★★★★★★☆☆


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ダン・シモンズ

書 名 ハイペリオン
サブジャンル 長編・ワイドスクリーンバロック
コメント 90年のヒューゴー賞、ローカス賞を受賞した話題作。 メタフィクション的構造もあいまって、大部にもかかわらず一気に読ませます。 SFファンの心をくすぐる仕掛けも随所に。必読。
無責任評価 ★★★★★★★★★☆


書 名 ハイペリオンの没落
サブジャンル 長編・ワイドスクリーンバロック
コメント 「ハイペリオン」で語られなかった謎の答えが次々に明らかになってゆく。 前作におとらず面白い、が、しかし長い・・・。
無責任評価 ★★★★★★★★★☆


書 名 エンディミオン
サブジャンル 長編・ワイドスクリーンバロック
コメント 「ハイペリオン」「ハイペリオンの没落」に続く第三部。前作より三百年足らず、 来るべき「教える者」を守るため、エンディミオンの旅は始まる。あぁ、あと一冊。
無責任評価 ★★★★★★★★☆☆


書 名 エンディミオンの覚醒
サブジャンル 長編・ワイドスクリーンバロック
コメント ご苦労様でした。思わずエンディミオンに声をかけたくなる大団円。読み応えあり過ぎる四部作、 この半分の長さでも十分成立するような気も・・・。
無責任評価 ★★★★★★★★★☆


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ロバート・シルヴァーバーグ

書 名 遙かなる地平@・A
サブジャンル オリジナル・アンソロジー
コメント 人気シリーズの続編・枝編を書き下ろしで集めたファンにとってはまさに拍手喝采のアンソロジー。 さすがにシルヴァーバーグ、着眼点が秀逸です。個人的にはAに収録のフレデリック・ポール「ゲイトウェイ」がうれしい。
無責任評価 ★★★★★★★★☆☆


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シオドア・スタージョン

書 名 時間のかかる彫刻
サブジャンル 短編集
コメント かつてサンリオから「スタージョンは健在なり」として出版された短編集。 ヒュ−ゴー、ネビュラ、ダブルクラウンの表題作はもちろん、スタージョンらしさ満開の「ここに、そしてイーゼルに」も秀逸。
無責任評価 ★★★★★★★★☆☆


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ソムトウ・スチャリトクル

書 名 スターシップと俳句
サブジャンル 長編・ディストピア&星間脱出
コメント それなりにしっかりした作品なんだろうが、日本人が読むのは少しきついでしょう。
無責任評価 ★★★★★★☆☆☆☆


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A&B・ストルガツキー

書 名 蟻塚の中のかぶと虫
サブジャンル 長編・ファーストコンタクト
コメント ストルガツキー兄弟が一貫して求めるファーストコンタクトテーマの一冊。 ミステリ仕立てながら底は深いです。
無責任評価 ★★★★★★★☆☆☆


書 名 ストーカー
サブジャンル 長編・ファーストコンタクト
コメント タルコフスキーの同名映画の原作ともなったファースト・コンタクト・テーマの傑作。 同じくソ連SF界の巨匠レムの諸作品とも共通する、人間の理解を越える未知のものとの遭遇という主題が興味深い。
無責任評価 ★★★★★★★★☆☆


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ノーマン・スピンラッド

書 名 星々からの歌
サブジャンル 長編・文明再建物
コメント オールド・ヒッピー、スピンラッドが贈るカリフォルニア・ファンタジー。60年代の魅力がいっぱい。
無責任評価 ★★★★★★★★☆☆


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ロジャー・ゼラズニイ

書 名 わが名はコンラッド
サブジャンル 長編・神話SF
コメント ゼラズニイですから自動的に満点。しかしながらこの作品は12個ぐらい★つけたくなるほどお気に入りです。 ゼラズニイが描くギリシア神話の世界ですからね・・・。やられた、です。
無責任評価 ★★★★★★★★★★


書 名 砂のなかの扉
サブジャンル 長編・冒険活劇
コメント カットバックを多用しながらも軽快なテンポで展開するストーリー、全編を彩る力みのないユーモア、 魅力的な登場人物。やっぱりゼラズニイ最高!
無責任評価 ★★★★★★★★★★


書 名 キャメロット最後の守護者
サブジャンル 中短編集
コメント 初期の短編から脂ののりきった頃の中編まで。表題作もかっこええけど、 「フロストとベータ」が好みです。
無責任評価 ★★★★★★★★★★


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ロバート・J・ソウヤー

書 名 さよならダイノサウルス
サブジャンル 長編・タイムトラベル
コメント この作家、ほんまに次から次へと面白いこと考えつきます。 それにしても恐竜絶滅が「***」のせいやなんて・・・。
無責任評価 ★★★★★★★☆☆☆


書 名 イリーガル・エイリアン
サブジャンル 長編・ファーストコンタクト
コメント この人は期待を裏切りません、面白いです。容疑者がエイリアン、のリーガル・サスペンス。へんなことばっかり思いつく人です。
無責任評価 ★★★★★★★★☆☆


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フィリップ・K・ディック

書 名 ユービック
サブジャンル 長編・超現実
コメント 現実、超現実が錯綜する後期ディックを代表する一作。傑作です。
無責任評価 ★★★★★★★★★☆


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J・ティプトリー・ジュニア

書 名 星ぼしの荒野から
サブジャンル 短編集
コメント 名作「ラセンウジバエ解決法」を含む全10篇収録の短編集。どれをとってもはずれなしだが 「たおやかな狂える手に」は涙なくして読むあたわず。
無責任評価 ★★★★★★★★★★


書 名 故郷から10000光年
サブジャンル 短編集
コメント ティプトリーの作品は全部、もう文句なしに★10個です。すんばらしいです。
無責任評価 ★★★★★★★★★★


書 名 愛はさだめ、さだめは死
サブジャンル 短編集
コメント ネビュラ賞受賞の「接続された女」は私のオールタイムベスト中の上位作品。当然これも★10個。
無責任評価 ★★★★★★★★★★


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ウォルター・テヴィス

書 名 ふるさと遠く
サブジャンル 短編集
コメント 映画「ハスラー」の原作者による短編集。比較的後年の作品群と初期の作品群の 二つに分かれた構成だが、おすすめは初期の作品。表題作をはじめとした、ひねりの利いた小品が並ぶ。
無責任評価 ★★★★★★★☆☆☆


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サミュエル・R・ディレーニイ

書 名 バベル−17
サブジャンル 長編・ネオスペースオペラ
コメント 素晴らしい、ゆうことなし、ディレーニイの最高傑作、私のオールタイムベストの上位5作に入ってます。
無責任評価 ★★★★★★★★★★


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ラリー・ニーヴン

書 名 無常の月
サブジャンル 短編集
コメント ヒューゴー賞受賞の表題作はもちろん、「スーパーマンの子孫存続に関する考察」は必読。 一世を風靡した「空想科学読本」のルーツ。
無責任評価 ★★★★★★★★☆☆


書 名 不完全な死体
サブジャンル オムニバス長編・SFミステリ
コメント ARMのギル登場。主人公のESP能力の設定が秀逸。さすがはニーヴン、 不可能といわれるSFミステリーで本作はまあまあの成功例。
無責任評価 ★★★★★★★★☆☆


書 名 パッチワーク・ガール
サブジャンル 長編・SFミステリ
コメント 同じくARMのギルが活躍する長編。トリック自体はもうひとつだが、 臓器移植問題に起因する不気味な未来図は一読の価値あり。
無責任評価 ★★★★★★★☆☆☆


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クリス・ネヴィル

書 名 槍作りのラン
サブジャンル 長編・政治的寓話
コメント ハヤカワSF文庫収録作ですけど、これをSFに分類してよいものか?政治的寓話とでもいうんでしょうかね。まぁ、それなりです。
無責任評価 ★★★★★★☆☆☆☆


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ロバート・A・ハインライン

書 名 異星の客
サブジャンル 長編・異星文化
コメント ヒューゴー賞受賞、フラワーチルドレンのバイブルとして一世を風靡した作品ですけど、私の好みにはちょっとあいません。
無責任評価 ★★★★★★★☆☆☆


書 名 月は無慈悲な夜の女王
サブジャンル 長編・未来史シリーズ
コメント ジンギスカンよりちょっと右寄り、と評されるハインラインだが、この作品はどうだ! 見事な革命教科書ではないか。巨匠ハインラインの作品の中で一番好きです。
無責任評価 ★★★★★★★★★★


書 名 宇宙の呼び声
サブジャンル 長編・ジュヴナイル
コメント 「月は無慈悲な夜の女王」にも活躍したヘイゼル・ストーンも再登場。 彼女の手に負えない孫息子ツインズが大活躍。ハインラインのジュヴナイルの中でも代表的な作品。楽しめます。
無責任評価 ★★★★★★★★☆☆


書 名 銀河市民
サブジャンル 長編・ジュヴナイル
コメント ハインラインお得意のジュブナイル(といっても決して子供だましではない!)の名作。しかし野田昌宏氏の訳はちょっと・・・。
無責任評価 ★★★★★★★★☆☆


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T・J・バス

書 名 神鯨
サブジャンル 長編・遠未来海洋冒険物
コメント ちょっとマイナーかも知れませんが、なかなかの秀作。これだけの力ある作家の作品を他に読めないのは残念。
無責任評価 ★★★★★★★★☆☆


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フランク・ハーバート

書 名 砂の惑星@〜C
サブジャンル 長編・デューンシリーズ
コメント 生態学SFという分野を確立した大傑作。その重厚な味わいは文句なしのフルマーク。 映画の出来は最低でしたが・・・。
無責任評価 ★★★★★★★★★★


書 名 砂漠の救世主
サブジャンル 長編・デューンシリーズ
コメント 「砂の惑星」で提示されたテーマを展開し掘り下げていくデューン・シリーズ第2作。 ビジョンに対する哲学的考察によってやや難解な作品になってしまった感あり。
無責任評価 ★★★★★★★★★☆


書 名 砂丘の子供たち@〜B
サブジャンル 長編・デューンシリーズ
コメント ポウルの退場、レト、ガニマへのバトンタッチ。新展開を迎えるデューン・シリーズ第3作。 「黄金の道」もぼんやりと姿を現し、一段と難解に・・・。
無責任評価 ★★★★★★★★★☆


書 名 砂漠の神皇帝@〜B
サブジャンル 長編・デューンシリーズ
コメント 新三部作開始と言ってもよいシリーズ第4作。なかば砂虫と化した皇帝レト2世の 3500年にわたる治世の終焉を描く。
無責任評価 ★★★★★★★★☆☆


書 名 砂漠の異端者@〜B
サブジャンル 長編・デューンシリーズ
コメント シリーズ第5作。神皇帝亡き後、大離散を経験した人類の異なる文化集団が繰り広げる 権謀術策うごめく世界。マニアック度はさらに進みます。
無責任評価 ★★★★★★★☆☆☆


書 名 砂漠の大聖堂@〜B
サブジャンル 長編・デューンシリーズ
コメント シリーズ第6作。作者の死により未完に終わったデューン・シリーズ。全17冊、重ねて積めば 20cmを越えるヴォリュームながら一度はどっぷり浸かってみる価値ありの作品世界です。
無責任評価 ★★★★★★★☆☆☆


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J・G・バラード

書 名 ヴァーミリオン・サンズ
サブジャンル 連作短編集
コメント 後年、実験小説に傾いていったバラードにはちょっとついていけんけど、 この頃の作品は大好きです。
無責任評価 ★★★★★★★★☆☆


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ジョン・バーンズ

書 名 大暴風(上・下)
サブジャンル 長編・ディザスター物
コメント 環境工学と情報ネットワークの発展を組み合わせたディザスター小説。災害の部分はまさに今起こりつつあるのではないか、と不安にさせられます。
無責任評価 ★★★★★★★☆☆☆


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L・M・ビジョルド

書 名 遺伝子の使命
サブジャンル 長編・冒険SF
コメント デンダリィ傭兵艦隊のクィン中佐が単独任務に。 八面六臂の活躍ぶりだが、やっぱりマイルズが出てこないと物足りない。
無責任評価 ★★★★★★★☆☆☆


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フィリップ・ホセ・ファーマー

書 名 果しなき河よ我を誘え
サブジャンル 長編・リバーワールドシリーズ
コメント 文字通り果てしなき河のほとりにネアンデルタール人から21世紀人にいたる全ての人類が復活! まさにSFの醍醐味を感じさせる傑作。
無責任評価 ★★★★★★★★★☆


書 名 わが夢のリバーボート
サブジャンル 長編・リバーワールドシリーズ
コメント リバーワールドの第2弾。今度はマーク・トウェインことサミュエル・クレメンズが主役。 オディッセウスから家康まで歴史?上の人物入り乱れてのストーリー展開はまさにこの舞台設定あってのもの。
無責任評価 ★★★★★★★★★☆


書 名 飛翔せよ、遥かなる空へ(上・下)
サブジャンル 長編・リバーワールドシリーズ
コメント 巨大な外輪船に加えて今度はツェッペリン型硬式飛行船も登場、共に水源地を目指す。 さすがにこのスケールで展開するとあちこち矛盾や齟齬が・・・。
無責任評価 ★★★★★★★★☆☆


書 名 魔法の迷宮(上・下)
サブジャンル 長編・リバーワールドシリーズ
コメント うーん、ちょっと尻つぼみ。ファーマーお得意の尻切れトンボにならんかっただけまし、と思うべきか。
無責任評価 ★★★★★★★☆☆☆


書 名 階層宇宙の創造者
サブジャンル 長編・階層宇宙シリーズ
コメント リバーワールド・シリーズと並び称されるファーマーの代表作。ゼラズニイの真世界シリーズに与えた影響も大。
無責任評価 ★★★★★★★★☆☆


書 名 異世界の門
サブジャンル 長編・階層宇宙シリーズ
コメント ゼラズニイの真世界シリーズとの共通点がよくわかる一作。
無責任評価 ★★★★★★★★☆☆


書 名 階層宇宙の危機
サブジャンル 長編・階層宇宙シリーズ
コメント キカハ大活躍、ゼラズニイの序文も思い入れたっぷりでええっすね。
無責任評価 ★★★★★★★☆☆☆


書 名 地球の壁の裏に
サブジャンル 長編・階層宇宙シリーズ
コメント 引き続きキカハ大活躍、はええんですけど、続きは?続きは?ファーマーお得意の尻切れトンボです。
無責任評価 ★★★★★★★★☆☆


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ジョン・ブラナー

書 名 幻影への脱出
サブジャンル 長編・パラレルワールド
コメント ディック風の設定もブラナーが料理するとこうなる。ま、それなりに安心して読めますけど。
無責任評価 ★★★★★★★☆☆☆


書 名 流れ星をつかまえろ
サブジャンル 長編・遠未来
コメント 退廃した未来社会を背景に美女を連れての冒険、明るい結末。古きよきSFの香りぷんぷん。
無責任評価 ★★★★★★★☆☆☆


書 名 次元侵略者
サブジャンル 長編・多次元世界
コメント いや、そのエンディングはいくらなんでも・・・。
無責任評価 ★★★★★★☆☆☆☆


書 名 テラの秘密調査官
サブジャンル 長編・異星冒険活劇
コメント まさにSF黄金期、中堅どころの作品の典型。懐かしい香りがします。
無責任評価 ★★★★★★☆☆☆☆


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デイヴィッド・ブリン

書 名 変革への序章(上・下)
サブジャンル 長編・ネオスペースオペラ
コメント スターウォーズ大好きのあなたに贈る、<知性化の嵐>シリーズ第一作。 先の<知性化>シリーズから読むこと! 絶対楽しめます。
無責任評価 ★★★★★★★☆☆☆


書 名 戦乱の大地(上・下)
サブジャンル 長編・ネオスペースオペラ
コメント <知性化の嵐>第2弾。孤軍奮闘のストリーカーも再登場し、物語はいよいよ佳境へ。 はよ続き読まな・・・。
無責任評価 ★★★★★★★★☆☆


書 名 星海の楽園(上・下)
サブジャンル 長編・ネオスペースオペラ
コメント <知性化の嵐>最終章。SF史上まれに見る壮大なスケールで展開するストーリー。 指輪物語以上に映像化は不可能やと思うけど、できちゃうのかも。 かつてちょっとだけはやりかけたワイドスクリーンバロックって、 たぶんこうゆう作品を目指してたんやろね。おもしろかった。
無責任評価 ★★★★★★★★★☆


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ポール・プロイス

書 名 天国への門
サブジャンル 長編・ブラックホール突入
コメント 「サイクロプス計画」、解説にもあるとおり、この名前を聞くだけでSFファンはやられちゃいますね。 とても処女作とは思えないテンポ良いストーリー運びと正攻法のプロットはなかなか読み応えあり。
無責任評価 ★★★★★★★★☆☆


書 名 地獄への門
サブジャンル 長編・歴史改変物
コメント 前作「天国への門」と舞台背景を同じくするが、これは数百年後の物語。 テーマもブラックホールを利用したタイムトラベル、歴史改変とかなり趣をことにしている。出来はまぁまぁ。
無責任評価 ★★★★★★★☆☆☆


書 名 破局のシンメトリー
サブジャンル 長編・近未来物
コメント 最新の素粒子物理学理論を駆使して、巨大研究施設の裏にうごめく陰謀と、 それに巻き込まれた人間模様を活写。出来はなかなか。
無責任評価 ★★★★★★★★☆☆


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グレッグ・ベア

書 名 タンジェント
サブジャンル 短編集
コメント 「ブラッド・ミュージック」の衝撃からベアといえば長編作家のイメージが先行するのだが、 ヒューゴー、ネビュラ、ダブルクラウンの表題作、また、そこはかとなくゼラズニィの香りも漂う格調高い逸品「ペトラ」はおすすめ。
無責任評価 ★★★★★★★★☆☆


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バリントン・J・ベイリー

書 名 カエアンの聖衣
サブジャンル 長編・ワイドスクリーンバロック
コメント 奇想の作家ベイリーの面目躍如といった作品。「服は人なり」の衣装SF? この人にしか書けないお話でしょう。
無責任評価 ★★★★★★★☆☆☆


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アルフレッド・ベスター

書 名 虎よ、虎よ!
サブジャンル 長編・ワイドスクリーンバロック
コメント 惜しげもなく散りばめられたアイデア、疾走するストーリー。 SFが一番輝いていた時代の、まさにマスターピース。未だ色褪せず。
無責任評価 ★★★★★★★★★☆


書 名 分解された男
サブジャンル 長編・超能力物
コメント 記念すべき第1回ヒューゴー賞を獲得した、全てにおいてエポックメイキングな作品。 SFファン必読。
無責任評価 ★★★★★★★★☆☆


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ゼナ・ヘンダーソン

書 名 果てしなき旅路
サブジャンル オムニバス長編・ピープルシリーズ
コメント 超能力こそ持つものの全くエイリアンらしからぬエイリアン、「赤毛のアン」のシリーズ作の延長みたいなもんですが、 たまにはこんなのもええでしょう。
無責任評価 ★★★★★★★☆☆☆


書 名 血は異ならず
サブジャンル オムニバス長編・ピープルシリーズ
コメント ピープルシリーズ第二弾。一作目と同じくほのぼの路線。
無責任評価 ★★★★★★★☆☆☆


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グレゴリイ・ベンフォード

書 名 アレフの彼方
サブジャンル 長編・異星文化物
コメント ハードSF作家としては屈指の文学派であるベンフォードが、ガニメデを背景に異星文明の異物をからめて描く成長物語。 読み応えあります。
無責任評価 ★★★★★★★★☆☆


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フレッド・ホイル

書 名 秘密国家ICE
サブジャンル 長編・SFミステリ
コメント 著名な天文学者でもあるホイルによる、イギリス伝統の冒険小説仕立てのアクションSF。 タイムトラベル物?と思わせる展開だが、解答はホイルらしい着想。(それにしてもこの邦題は・・・。)
無責任評価 ★★★★★★☆☆☆☆


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ロバート・ホールドストック

書 名 リード・ワールド
サブジャンル 長編・異星文化物
コメント 「アースウィンド」の作者ホールドストックの処女作。知的生命の進化に材を求めた オーソドックスな作品であるが、なかなか良くできている。サンリオSF文庫お約束の少々プアーな訳が残念。
無責任評価 ★★★★★★★★☆☆


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ジョー・ホールドマン

書 名 終わりなき戦い
サブジャンル 長編・星間戦争物
コメント 著者みずから参戦し傷ついたベトナム戦争へのレクイエム。 戦うことの虚しさが見事に浮き彫りにされる。
無責任評価 ★★★★★★★★☆☆


書 名 終わりなき平和
サブジャンル 長編・近未来戦争物
コメント 「終わりなき戦い」から四半世紀。直接の続編ではないものの、 戦いの虚しさを説き、平和を願う著者の姿勢は一貫している。持てる者と持たざる者による泥沼の抗争は、 まさに現在のイラクの姿でもある。必読。
無責任評価 ★★★★★★★★★☆


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ジョージ・R・R・マーティン

書 名 サンドキングス
サブジャンル 短編集
コメント LDG(レイバーデイグループ)の一人として一世を風靡したマーティンの第三短編集。 表題作はヒュ−ゴー・ネビュラダブルクラウン。この人はほんまに小説がうまいです。
無責任評価 ★★★★★★★★☆☆


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ウォルター・ミラー

書 名 黙示録三千百七十四年
サブジャンル 長編・文明再建物
コメント ’61年」のヒューゴー賞受賞作。たくみなユーモアを交えながら雄大なスケールで描かれる 文明再建の未来史。SFの枠を越えて広く読み継がれるべき名作。
無責任評価 ★★★★★★★★★★


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アーシュラ・K・ル・グイン

書 名 風の十二方位
サブジャンル 短編集
コメント 過剰なまでのフェミニズムへのこだわりがやや鼻につくル・グィンだけど、 作品のレベルの高さはさすがです。「帝国よりも大きくゆるやかに」が秀逸。
無責任評価 ★★★★★★★★☆☆


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サム・J・ルンドヴァル

書 名 2018年キング・コング・ブルース
サブジャンル 長編・近未来物
コメント 玉石混淆のサンリオSF文庫、これは石。スウェーデンのSFという希少性以外、 特筆すべきことは無し。
無責任評価 ★★★☆☆☆☆☆☆☆


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マイク・レズニック

書 名 キリンヤガ
サブジャンル オムニバス長編・アフリカ物
コメント レズニック最高傑作、との評が多いが私は「アイヴォリー」の方が好みだ。 本書中の「空にふれた少女」にはたしかにやられてしまったけれど。
無責任評価 ★★★★★★★★☆☆


書 名 サンティアゴ
サブジャンル 長編・宇宙活劇
コメント 荒野の賞金稼ぎの活躍を宇宙に移し変えたSF版西部劇。随所にレズニックらしさも漂うが、それなりの作品。
無責任評価 ★★★★★★★☆☆☆


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スタニスワフ・レム

書 名 捜査
サブジャンル 長編・SFミステリ?
コメント サンリオSF文庫から出ていた「枯草熱」と同系列の作品。一瞬SFミステリかと思わせる 道具立てだが、実際はカフカ的不条理小説といったほうが良いかも。
無責任評価 ★★★★★★★☆☆☆


書 名 砂漠の惑星
サブジャンル 長編・ファーストコンタクト物
コメント 「ソラリスの陽のもとに」と同じく、ファーストコンタクトにおける 相互理解の不成立をテーマとした作品。30年前にこうした形で無生物の究極の進化を想像したレムのすごさに脱帽。
無責任評価 ★★★★★★★★☆☆


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キム・スタンリー・ロビンソン

書 名 荒れた岸辺(上・下)
サブジャンル 長編・核戦争後物
コメント 数千発の中性子爆弾の爆発で崩壊したアメリカ合衆国が、 衛星監視され、国境や海岸線を封鎖されているという、ちょっとひねった設定の破滅テーマ作品。 SF界きっての文学派の処女長編とあって、少年の成長物語としては結構読ませるが、SFとしての完成度は?
無責任評価 ★★★★★★★☆☆☆


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フィリップ・ワイリー

書 名 闘士
サブジャンル 長編・超人テーマ
コメント スーパーマンの原型となった超人テーマの先駆作品。確かになんじゃその結末は、ですが、 歴史的価値を抜きにしても読めないことはないです。
無責任評価 ★★★★★★☆☆☆☆


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イアン・ワトソン

書 名 川の書
サブジャンル 長編・サイエンスファンタジー
コメント あのワトソンがジュブナイル仕立てのサイエンスファンタジー?安心召されよ、一筋縄ではいきませんから。
無責任評価 ★★★★★★★★☆☆


書 名 星の書
サブジャンル 長編・サイエンスファンタジー
コメント ほらね、とんでもないことになってきたでしょ。想像を絶するスケールの本格SFの全貌が見え始めました。
無責任評価 ★★★★★★★★★☆


書 名 存在の書
サブジャンル 長編・サイエンスファンタジー
コメント 全宇宙をゆるがす驚異の結末、という宣伝文句も決して大げさではないクライマックス。さすがにワトソン。
無責任評価 ★★★★★★★★★☆


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