水素発生装置の製作

水素の発生方法は以下の3つの方法で試みた。
 1.水の電気分解
 2.水素ボンベ
 3.亜鉛に硫酸を加える

 1の方法は、電気を使用して水素を発生させているので、わざわざ燃料電池を使わなくても直接モーターを回転できるため、あまり意味がない。
 2の方法は、水素ボンベを使用するので簡単だが実験用水素ボンベの価格が高い。ゴム風船に水素を詰めて試みたが、大量にためることができないからすぐ無くなってしまった。
 3の方法は、安価で電気を使わずに水素を発生させられる。化学の授業でよく出てくる反応である。倒れたときに硫酸がこぼれる心配があるが、注意してデモンストレーションすればうまくいく。そこで、この方法の装置を製作した。

 製作方法は図のようにサンプル瓶を加工しプラスティックのネットを中に入れた。上から硫酸を入れ二股コックをあけると亜鉛と硫酸が混ざり水素が発生する。コックを閉めると水素の発生が止まる。これはキップの装置を応用した小型水素発生装置である。
 また、発生した水素の量を見るためにアクリル管に水を入れた流量計を作り接続した。これは硫酸のトラップの役割も果たしている。

製作した水素発生装置(いずれも右)と流量計(いずれも左)

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