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09.3.10 全国一斉発売開始 「平和的生存権と生存権が繋がる日 イラク違憲判決から」 196頁 合同出版 1500円+税 池田香代子さん 特別寄稿 |
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✿福岡県弁護士会の弁護士・職員の読んだ本・オススメの本 著者は私と同世代の長野の弁護士です。平和運動に挺身し、ブログなどでも積極的に情報を発信しています。そんな著者の熱意にこたえたいと思って、この本を紹介します。 名古屋高裁判決の画期的な意義が、著者自身の言葉で実に分かりやすく語られています。 著者は、この判決の価値として、立法行政府の重要施策に正面から司法判断を加えたことにあるとしていますが、まったく同感です。これまで三権分立という建前が、ほとんど生かされることのない司法の消極的な姿勢は、なんのために司法があるのかという疑問を広く抱かせてきましたが、名古屋高裁判決は、それを大きく打ち破ったのです。 http://www.fben.jp/bookcolumn/2009/06/post_2197.html ✿ハリー・ポッターと同じくらいにわくわくして読みました ハリー・ポッターと同じくらいにわくわくして読みました。一番最後の所の判決文に一番時間がかかりました。直接的利害に絡まないから、棄却するという部分では、本当にそうかな? と疑問が生じました。直接的な利害が生じた時には、裁判所もこんな判決は出さないでしょうから、現実にとって、大事な判決だったと思います。ごくろうさまでした。最後まであきらめなかったことが良かったのですね。いっしょに乾杯をします。 佐藤桂子 ✿切り口の良さと多くの講演できたえた分かりやすさ きょうの「しんぶん赤旗」日刊紙の「本と話題」欄に学生時代からの友人、弁護士の毛利正道著『平和的生存権と生存権が繋がる日 イラク派兵違憲判決から』(合同出版。1500円)が載っていました。「憲法を学ぶ」と題して取り上がられた何冊かの中でトップで紹介されています。そこでは、同書について、「同判決(昨年4月、名古屋高等裁判所が、自衛隊のイラク派兵を憲法違反と断じた判決)の画期的意義を力強く解き明かします。政府見解にもとづいて違憲性を認定したことが、政府に衝撃を与えていること。平和的生存権について、裁判所に法的措置を請求できる「具体的権利性」をもつ場合があるとしたことが、今後の運動に大きな力となること…。弁護士としての裁判経験にもとづいた説明は説得力があります」と高く評価されています。毛利弁護士のこれまでの本もそうですが、切り口の良さと多くの講演できたえた分かりやすさがこの本でも発揮されています。まだお読みでない方はぜひお求めください。 ホーセのみてある記 上越市議 橋爪法一 http://www.hose1.jp/mitearuki/category13.html ✿4月20日の地元テレビ局のニュース特集 http://www1.ocn.ne.jp/~mourima/09.3.3houdou.html を見て ✿テレビ見ました。東京では絶対やらない紹介ですね。地方局のよさが出ていました。それでテレビを見てのちょっと僕の感想です。毛利さんは、自殺の問題を取り上げていました。いかなる殺戮も認めない、日常生活における自殺もさせない、といわれていました。 人々が分断され、「いのち」そのものが疎外されている現代社会の傾向が、人を自殺に向かわせてしまう衝動になっているだろうと僕も思っていますが、また自分は自殺しようとは思いませんが、僕には「自殺」の問題は、他人事には思えないでいます。自殺の問題を解くには、やはり哲学的ー宗教的な問題な生と深く関わっているように僕には思えます。自分のうちに死を孕みながら、生を肯定し、寿命をまっとうする思想を育む自己教育が必要と思っています。これは、政治的なレベルのみでは、解決しえないように思えます。自分の生を肯定できるような感覚ー感情教育が、必要に思っています。平和運動は、まず文化運動であるべきと思っています。その意味で、毛利さんが、文化活動を立ち上げようとされていることは、とても興味深いことでした。 ✿毛利さんのテレビ番組を拝見しました。たっぷり時間をとって毛利さんの言いたいことを伝えてくれる、濃い内容でよかったです。本のことも事務所の様子もわかるし、いい番組でした。 ✿テレビ局も短い放送時間のなかで、毛利氏が訴えたいことをよくまとめられて いたと思います。本は後日買い求めます。 ✿「非戦つうしんミディア」を拝見しておりますが、このたびは毛利さんの発言をじかにお聞きできて、励まされました。地元テレビ局を活用して全国に主張を発信できたのは、素晴らしい「成果」です。 ✿何回も見ていますよ。テレビの取材は、本当に長時間でしょ! とってもいいものが出来ましたね! ✿北海道の原告より 至るところに、まさかーと思われる事実が、私を告発してきます。これは、単にイラク訴訟のみならず日本人が「自己告発」せざるをえないことばかり。122頁「自殺者」のこと、働き盛りの男たち、しかし、女性の率が世界一だと私は知らなかった。 アメリカは「弱肉強食やり放題の国」と私も見ていたけれど、130頁1行目、弱肉強食社会は「ソフトな戦争」です、と書いている。 世界中で戦争のために年間100兆円ものカネが使われているーというのも分かりやすく、この辺りは講演録なので、じつに話しコトバの説得力がありますねえ。 なんといっても、4回の「陳述書」に迫力あり、私の無知を開いてくれます。「自衛隊員自殺」もしかりで、逆にいうと平和憲法が隊員の心の中にまでしっかりと「滲透」していることだと思いました(毛利さんも書いておられる)。逆に自信を持った。 教育が窒息させられる中、教師の人たちと学習会・読書会をやっています(妻が中心)。そこでも学んだが、この「第4部」は実に説得力があり、学ぶことができました。これを彼らに読ませたい。ありがとうございました。出版快挙なり。 ✿毛利さんの「平和的生存権と生存権が繋がる日」を読んで 木村厚子 毛利弁護士の「平和的生存権と生存権が繋がる日 イラク派兵違憲判決から」を読みました。この裁判の判決文は読みやすいことで、評判になっていますが、この毛利さんの本も大変読みやすくわかりやすいです。 ご自身が法廷で陳述されたことや判決報告会の話などが中心になっていますが、わたしが傍聴した時のものは、そのときの光景が、そして聞いていないものも、実際にお聞きしているようにスムーズに頭に染み入ってきました。毛利さんをはじめ、法廷で陳述された方々の誠実で説得力のある話が、きっと裁判官たちの心を揺り動かした事は容易に想像できます。 日本の歴史をさかのぼって、日本がいかに他国を侵略し、その国の人々を苦しめてきたか、そして今度も自衛隊のイラク派兵で日本人が加害者の立場になり、イラクの人たちの被害が私たちを苦しめ、わたしたちの平和的生存権も害されたかを明らかにされました。 自衛隊員の苦悩や自殺者に多くの紙面をさいています。憲法9条によって「人を殺す戦争」を否定してきた日本に住む自衛隊員が、たとえ一人のイラク人も殺さず、隊員の戦死者もなく帰国しても、戦場に派遣されたことで精神に異常をきたすことがよくわかります。 フィンランドと日本の国民全体の自殺率の比較では、わたしは社会保障の発達した北欧の方が自殺が多いと聞いたことがあるので、毛利さんの比較の表で日本(9位)のほうがフィンランド(15位)より高いことに驚きました。フィンランドが報道自由度1位というのにも、いい意味で驚きました。 そしてフィンランドが軍隊をもっていることに違和感がありましたが、その歴史を考えると一概に他の国の軍隊や日本の自衛隊と比較できないと思いました。これはもっと考える余地があると思いました。 毛利さんのこの強い反戦と命を大切に思う気持ちは、お父様の中国での体験から始まるのですね。そして、イラクで日本人が人質になったとき、人質の人たちととくにファルージャの人たちへの「心かきむしられる痛み」を感じられたのが、この自衛隊イラク派兵差止裁判の原告になられたきっかけだという話など、共感を覚えました。毛利さんのこの本に一貫してあるのは、「人を殺したくない」という加害者になることへの拒否の姿勢です。 市民の力で勝ち取ったイラク派兵差止訴訟の結果は、日本だけでなく、世界の人たちが平和的生存権を保障された世界に住めるよう9条を生かした貢献を日本がやっていく必要性を強く感じました。 ✿私信 橋爪法一 まだ途中までしか読んでいませんが、陳述書がじつに分かりやすく、かつ、心を打つものとなっていますね。日頃の活動や思いをこのように訴えられると裁判官の心に届くのではないでしょうか。 こういうとあなたに怒られるかも知れませんが、学生時代のあなたには「常に学ぶ姿勢」を感じませんでした。でも、本当はそうではなかった、「根深い侵略主義」ひとつ読んでも、歴史を含めしっかり勉強している、そういう積み重ねがなければ書けないと思いました。 ✿著書ありがとうございました 原沢香司 兜x士国際旅行社 イラク戦争前後の日本政府や自衛隊の動き、それに対する市民の行動などを思い出しながら、緊張感を持って読み進めました。私も映画『リダクテッド』を観て、こんな戦争に日本も自衛隊を派兵することで関わっている事実に愕然といたしました。 報道は時々の話題として日本と戦争とのかかわりに触れることはあれど、先生の著作のようにまとまった形でイラク派兵問題を日本国憲法との関わりを記したものはないように思います。 大変勉強になりました。 また、こういった意義のある本の中にフィンランドが章立てられ、視察内容が反映されていることを驚きながら、視察のお手伝いをさせていただきましたことを本当に嬉しく思っております。 少しでも先生方の活動のお役に立てたなら私たちの仕事は成功と思いますので、至らぬ点も多々あったかと存じますが安堵しております。 また今後とも、海外・国内の視察や交流の際はお声かけいただければ幸いです。 また、東京のAALAユースネットでも先生の本を利用し学習を進めさせていただきたいと思います。 可能な範囲で先生の著作の宣伝をさせていただきます。 |