ダンコウバイ(壇香梅) クスノキ
惜桜小屋入り口に高さ5mほどの木がある。まだ早春の気配が残る4月上旬、葉の出る前に、黄色い花をつける。別名シロジシャ、ウコンバナ。同じころジシャ(アブラチャン)も淡い黄緑色の花をつけ、芽吹き前の森に彩りをそえてくれる。秋の透き通るような黄葉もきれいだ。
ヤマブキ(山吹) バラ科
キイチゴなどと同じ落葉低木。野草だと思っていたら樹木なんですね。黄金色を山吹色というほど親しまれている身近な花。5月に入って鮮やかな黄色い花が咲くと森がパッとあかるくなったようでうれしくなる。
ウワミズザクラ(上溝桜) バラ科
5月に葉が開いてから穂のような白い花をつける。小屋の森に通い始めて15年になるけれど、写真(小屋の脇にある)のように見事な花をつけたのは2003年が始めて。原因は分からないが、派手に咲いたため小屋の森のあちこちにこの木があるのが分かった。
バイカウツギ(梅花空木) ユキノシタ科
梅の花に感じが似ているのでこの名前がついた。林道沿いに高さ2mほどの木が一本ある。花弁が四枚だけの純白の花は、おおらかで透明感もある。これも周りの木が成長しすぎたため、いつも日差しに飢えているようで切ない。花びらも小さい気がする。

ミツバアケビ(三葉木通) 木 アケビ科
アケビは五葉、ミツバアケビは名前の通り三葉だから容易に区別がつく。花も独特の形をした黒紫色。先端にいくつもついている小さな花が雄、元の方に開いているのが雌。実はアケビよりも大きく、長さ10センチほどある。デッキ脇のミズキにツルをからめて毎年実をつけるけれど、五月に咲く花を見る方が楽しみ。
コアジサイ ユキノシタ科
イヌザクラ バラ科
ミヤマザクラ バラ科
アブラチャン クスノキ科 別名ヂシャ

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植物

信州諏訪湖西山の森―惜桜小屋―

花木 その1