我が家のイタヤカエデにクチバシの黄色いスズメのたちっ子がやってきた。親雀がエサをくわえて近づくと、チュンチュンチュンチュン 賑やかい。
人の世は生まれ、老い、病み、死んでゆく 「生老病死」 を避けられない4苦というけれど、それでも人生80年。それに比べ、厳しい自然界に暮らすスズメの寿命は、せいぜい3年と短命である。
生まれたばかりのこの子スズメの行く末にも、どんな嵐が待ち受けているか―少しでも長生きし、現世を楽しんでほしいと願うしかない。
2011年5月18日(水)
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惜桜小屋絵日記