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 伐採したサワラの小枝を軽トラに積んで、小屋の森に向かうころは4時をまわり、小雨にけぶる山道はもう夕暮れの気配である。
 ふもとの土手では繁殖期に入ったキジ夫婦が食事をとっていた。適当に草地も残るこの界隈は、格好のキジの繁殖地になっている。
 葉をシカに食べられたものの、しっかりつぼみを育てていた小屋の森のシュンランが、見事に花を開いた。めぐる季節の営みと、たくましい生命力は、自然界の最も得意とするところである。
 

2011年5月3(火)

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惜桜小屋絵日記