日本3鳴鳥のオオルリが自慢気に歌えば、ヌエの異名を持つトラツグミも、明るい森にとまどいながら ヒー ヒー と独特のノドを絞る。シジュウカラやコガラ、ヒガラのおしゃべりも、なんとはなし明るく弾んで聞こえる。小屋の森では普段あまり見ないミソサザイも、チチチチチルチルチルチチルチチルと、日本一長い歌を、息も継がず歌い上げていた。
長ネギを植えに訪れたみのわ菜園は、突風が吹き荒れ、砂嵐に視界を遮られるほど。向かう峠路では、猛禽のノスリが路上から飛び立ち、悠然と林の向こうに消えていった。
※みのわ菜園の砂嵐(上)とノスリクリックで拡大