いつも今頃から鳴き始める諏訪湖の森のフクロウを聞きたくて、数日前から日暮れの山麓を歩いているけれど、今日も声はない。
 そのかわり立春の南の空に、オリオン座はじめシリウス、カペラなどお馴染みの星や冬の大六角形(ダイヤモンド)がくっきり。しばらくは懐中電灯を消して暗闇にたたずみ、夜空を楽しんだ。
 暦にあわせ日中は三月中旬並みの暖かさに。ネギを掘りにみのわ菜園に行く田んぼ土手にフクジュソウが黄金色に輝いていた。寒もあけ、これからは少しずつ気温も上昇する、光の春である。

2011年2月4日(金)

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惜桜小屋絵日記