<写真左>ざぶとんの布とスポンジを食いちぎってつくられたヒメネズミの巣<同中>背もたれの付け根に潜むアオダイショウのこども<同右>手前の椅子のざぶとんの下にアオダイショウ、奥の椅子のざぶとんの下にヒメネズミの赤子がいる。  ※クリックで拡大

 椅子の落ち葉を払おうとなにげなく座布団をとると、スポンジを食いちぎった凹みにヒメネズミの赤子が4匹、ウネウネうごめいている。ヒメネズミは小屋の同居人だと思っているから、どこで子育てしてもかまわないが、隣りの椅子の座布団をとって驚いた。ネズミを主食(?)とするアオダイショウのこどもが鎌首を持ち上げている。
 赤子を察知して潜んでいたのかどうかは分からない。
 ヘビは追っ払い、ネズミの巣にはそのままふとんをかぶせた。
 1時間ほどしし街道を散策して戻ったときには、もう赤子の姿は消えていた。両親が咥えて安全な場所に移したのだろう。
 緑したたる小屋の森は新しい命の萌え出る季節である。
 

2010年5月29日(土)

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惜桜小屋絵日記