近くの林でトリカブトの花粉を集めるトラマルハナバチ。花粉媒介者の役割も大きく、ツリフネソウやツメクサでも吸蜜している姿が見られる/クリックで拡大
以前スズメバチが巣をかけた惜桜小屋の収納ケースの引出しの中に、今度はミツバチ科のトラマルハナバチが巣をつくった。
スズメバチのときは、油断して手の指先を刺され、その勢いに手の施しようもなく、子育てを終えて出ていくのを、秋が深まるまでじっと待った"痛い"経験がある。
マルハナバチは、攻撃性は弱く、刺すことはマレというので、小屋ライフは一応普通を装っているが、不安がないでもない。
インターネット情報では「蜜蝋に花粉を混ぜて、ブドウの房状の巣をつくり、幼虫室のほかに蜜・花粉の貯蔵庫もある」というから楽しみだが、「おいしい蜜が採れる」とはどこにもないのがひっかかる(?)。
マルハナバチが通う収納ケースは、屋根はあるけれどふきっさらしのオープンスペースに置いてある。後ろ足にタップリ花粉をつけたハタラキバチが2匹、巣に戻ってきた。ケースの中には以前かけたスズメバチの巣の残骸が残っているはず/真上から撮影/クリックで拡大
少し開いた引き出しの隙間から出て花粉採取に向うハタラキバチ