昨夜来の雨が上がるのを待ち、時おり薄日も射す小屋の森を散策した。
 この森に1本しかないバイカウツギ(梅花空木)が、今年も夏至に合せるように咲いた。小ぶりでつきもよくないけれど、つゆを含んだ純白の花のたたずまいは、しっとりして趣がある。
 デッキから手の届く老松に、つるをからませたマツブサも、蝋細工のようなつややかな花をつけ始めた。これもつゆ空がよく似合う。
 今日は夏至(げし)。1年で最も昼間が長く、最も夜が短い。ちなみに諏訪の日の出は4時31分、日の入りは19時8分という。

2009年6月21 日(日)

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惜桜小屋絵日記


※、写真上はバイカウツギ、下はマツブサ