小屋の森で3年ぶり(2006年7月2日付日記参照)に咲いたベニバナヤマシャクヤクを見に、友人の大童夫妻が訪れた。
梅雨のはしりの曇り空、やや不足気味の光量を補うため、コールマンのランタンを灯し、薪ストーブを焚いて歓迎した。
クロツグミ、トラツグミ、キビタキ、オオルリがいつも通り歌っている。晴れもよし、曇るもよし、雨もまたよし。青葉薫るこの季節、森のたたずまいすべてが美しく、魅力である。
シカ道を頂上まで散策する途中、楚々として白い花をつけたカマツカ(別名ウシゴロシ)を奥さんが見つけた。
かたく折れにくいので鎌の柄に使ったからこの名がついたとか。20年余もこの森に通いながら、咲いている姿を見たのは初めて。思いと知識が無ければ見えるものも見えないらしい。