2009年5月20日(水)

 いま小屋の森でワクワクどきどきすることと言えば、出芽して数年たちやっとつぼみを持った山シャクヤクが、紅色の花をつけるか白い花をつけるか、それと数十株が群生するササバギンランが、無事に花期を迎えられるか―のふたつ。

 普通の白いヤマシャクヤクも自生種にお目にかかるのは容易でないが、希少種のベニバナヤマシャクヤクは更に難しく、期待の度合いが全くといっていいほど異なる。顔を見るのが待ち遠しい。それも間もない。【写真上】
 ササバギンランは、初めて群生するのを見つけた昨年、あと数日で咲くという時期にすっかり鹿に食べられ、悔しい想いをしている。ことしは枯れ木でしっかり囲ってみたけれど、なにしろあの巨体だから強行突破しないともかぎらず毎日、元気な姿を見るまで安心できない。【写真下】
 ふもとでカッコウを聞いた。諏訪湖西山の森ではシーズン初。午前中にはみのわ菜園でも鳴いていたけれど、こちらは昨年より5日遅い。

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惜桜小屋絵日記