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2009年5月19日(火)

 太く荒々しい二本の藤づるの間に色づいたヤマツツジは、若葉とのコントラストがとてもきれいだ。新緑をバックにダイナミックに活けた、○○流いけばな作品といった趣(おもむき)。小屋の森の散策路(けものみち)で見つけた、意図せぬ自然の造形美である。
 小屋入口のヤマツツジも見ごろを迎えた。
 イチリンソウが木陰に、しっとりした花びらを開いた。
 この花は木漏れ日との相性がいいように思う。たっぷり日差しを浴びて育つと、そっけないただの白い花になってしまう。
 昼ころエゾハルゼミが鳴きだした。今シーズン初めての登場。まだ1匹だけで、間もなく鳴き止んだ。―もうそんな季節なのか。

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惜桜小屋絵日記


上は散策路に咲くヤマツツジ。下は小屋入口のヤマツツジとイチリンソウ