※小さい写真はクリックで拡大。上からキビタキ、オオルリ、ヤマガラ

 小屋の森を渡る若葉風は、里に吹く真夏並みの熱波がウソのように心地よい。ひとり、日がな一日、デッキの椅子にくつろいだ。
 オオルリ、キビタキ、イカル、ヤマガラ、ヒヨドリと、森の歌い手が次々登場。浦島太郎の「鯛やヒラメの舞い踊り―」よろしく、目の前で歌い、舞い、手をかえ品をかえ、楽しませてくれる。
 あまりに気持ちよく、幕間(まくあい)には、ついうとうとしてしまい、持っていった新聞や本に目を向けるひまもない。
 浮世のことはケセラセラ、どっぷり自然にひたって「今を楽しむ」―小屋ライフの醍醐味である。それもムスビにコーヒーさえあればよく、お金がかからないところが、年金暮らしには何よりもうれしい(!?)。
 

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惜桜小屋絵日記

2009年5月10日(日)