昨夜降った雪を装い、額縁におさめれば、そのまま一幅の墨絵のように、画趣豊かな冬景色である。早朝訪れた諏訪湖の森とそのふもとに広がる丘陵地は、寒気のなか静まりかえっている。
カラマツ、アカマツ、ヒノキ、柿など新雪をまとった木々の姿は、それぞれ樹形や色調、そのリズム感に、異なる美しさを持っている。見ていてあきず、しばらく名画の中にひたっていたい気分になった。
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惜桜小屋絵日記
2009年1月22日(木)