小屋の森しし街道(けものみち)に残されたイノシシの足跡【写真】は、しばらく上に向ったあと、林内にそれている。
 ニホンジカの足跡やテンの糞など、動物たちの新しいフィールドサインがいつになく多い。小屋へ向う林道ではスマートなヤマドリのオスが2羽のメスを伴いあたふたしていた。
 森がなんとなくざわめいて見える。
 今日は狩猟解禁日。ハンターの影はみえないけれど、狩られるものの必死さや、おののき、哀愁が伝わってくる。
 といって狩られる動物たちの感情に安易に与するわけにもゆかない。獣害はけっこうひどい状況にある。はてさて―。

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惜桜小屋日記

2008年11月15日(土)