朝方、放射霧による雲海が諏訪盆地をすっぽりおおった。
小屋の森しし街道を登りつめたリゾート 諏訪湖の森レストランからの眺望は、さながら一幅の絵を見るようなすがすがしさである。
 紅葉に染まる四囲の山並みは朝日をまぶしくはねかえし、紺碧の空は雲ひとつない。盛り上がる雲海は息づくごとく、ゆったり白いうねりをみせている。
 標高900mほどを境に下は曇り、上は快晴の気象現象は九時頃までつづき、まもなく雲散霧消、おだやかな小春日和の一日となった。

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惜桜小屋日記

2008年11月14日(金)


 霧が晴れた麓の丘陵地帯。雲ひとつない青空は高く、大きく、そして深い。


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