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  ぽかぽか小春日和である。
小屋から峰に向うしし街道を、枯れ木を杖にのんびり歩いた。
 見上げれば楢黄葉(ならもみじ)と、高く澄みきった青い空の対比は、目を奪うほどに素晴らしい。眼下に木の間越しの諏訪湖は清々と凪ぎ、振り返れば雑木紅葉(ぞうきもみじ)に映えるリゾートホテルが指呼の間に見える。
 アカゲラが倒れかかった枯れ木にとりき餌を探している。カケスがギャーとけたたましく鳴いて視野を横切った。
 紅葉が散って透明度を増した森は明るく、そしてすがすがしい。
 小屋の森晩秋、風光る季節である。
 

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惜桜小屋日記

2008年11月13日(木)