その姿から、水辺の宝石と呼ばれるカワセミが、近くの新川にしばしば姿を見せるようになった。
 スズメほどの大きさでクチバシが長く尾が短い。背は鮮やかなコバルトブルー、腹は明るい茶色をした美しい姿。ツィ―と鋭く鳴いて一直線に飛び、水面近い小魚や昆虫を採って食べる。
 かつては湖沼や川に普通に生息し、水辺の豊かさの表徴ともなっていたが、コンクリ壁の護岸工事が進んだことなどから、近年その華麗な姿を見る機会は、めっきり減っていた。
 警戒心が強くてなかなか近づけず、こんな写真しか写せなかったが、何年ぶりかの水辺の出会いには高ぶるものがあった。

 

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惜桜小屋日記

2008年10月28日(火)