紙の箱に山盛りになったコナラの枯葉は、小屋の住人のひとりヒメネズミの巣です。もの入れの棚に置いた、クギの箱に落葉を運び込み、ちゃっかりマイホームに仕立てている。探し物をしていて、つい外へ引っ張り出してしまったけれど、
家人は外出したか危険を察知して避難したか、ともかく留守のようなので、すぐ元の場所に戻しておいた。
体長6.5cm〜10pと小柄な森林性のネズミで、木上りが得意なので、
これまでも引き出しや本棚、ゴミカゴ、天井等々「こんなところに」とビックリする、いたるところに枯葉の巣を作っている。
毛並みもよく可愛らしいので、ネズミ一般に持つ嫌悪感はいっさいない。むしろ同居人としての親しみを感じている。