紅葉が見ごろを迎えた奥裾花渓谷に遊んだ。うす雲たなびく青空と錦織る紅葉黄葉のコントラストは、輝くばかりに美しい。
広いブナの森をゆっくり3時間ほど散策し、木々が発散するフィトンチッドのシャワーを、心ゆくまで楽しんだ。
山みちを横切る澄んだ流れに、たたづむがごとく静かに息づくイワナ(?)がいた。緑のダムから湧き出すせせらぎは、豊かな森の表徴である。
帰り際に、ナラタケをビクいっぱいにしたキノコ名人と出くわした。
入口駐車場脇の雑草に群生するキノコを見つけ
「これはスギタケといって食べられるよ」
と教えてくれたので、居合わせた数人の行楽客とともに、夢中になってビニール袋につめこんだ。
紅葉、清風、山の幸と、秋を満喫し爽快である。
まさに、秋景は春景にまさる(!?)。