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小屋の森の稜線近くを歩いて、20株ほどのタマゴタケを見つけた。
 以前はその鮮やか過ぎる色合いが敬遠され、"知る人ぞ知る"隠れた珍味だったけれど「食用、それも美味」と、すっかり一般的になった。今シーズンは豊作とみえ、あっちでもこっちでも「たくさん採れた」という話を耳にする。
 似たヨーロッパ産は「皇帝きのこ」と呼ばれ、珍重されているという。出汁がおいしいので、スープや味噌汁の具、バター炒めのほか、軽くゆがいてマヨネーズで食べてもおつな食感が味わえる。
 朱のかさに卵黄色の柄、白いつぼの澄んだ色合いと、生まれたばかりの見事な立姿は、鑑賞にたえうる造詣主のセンス(?)。

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惜桜小屋日記

2008年9月22日(月)