上からアケボノソウ、ハナイカリ、トリカブト
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台風がらみの秋雨が去った入笠山一帯は、さながらキノコ銀座の様相である。友人に誘われるまま訪れたその雑木林で、秋の味覚をはるかにしのぐ魅力的な花々が大いに目を楽しませてくれた。
道路脇のアケボノソウはこんなにきれいな花なのに、キノコ目(?)にはただの雑草としか映らないのか見向きもされない。分け入った奥の林道に群れ咲くハナイカリは造形美にあふれた個性派。トリカブトが目立つのは、その毒性ゆえに問題のニホンジカの食害を免れているせいもある。
そして林内に1株ひっそり咲いたミヤマウズラ(ラン科)。白い花びらの先にオレンジをとばした清楚な姿は、孤高の気品を漂わせて見える。
キノコはいっこう目に入らなかったけれど、友人はそれなりにジコボウでビクをいっぱいにしていた。花目とキノコ目の違いだったか!。
惜桜小屋日記
2008年9月20日(土)
ミヤマウズラ