上からアカタテハ、キタテハ、イチモンジセセリ

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惜桜小屋日記

2008年9月17日(水)


  隣家の土手に咲くフジバカマに蝶が群がっている。
秋の七草に数えられるフジバカマは、色合いも花形も地味なことこの上ないけれど、蜜の香りが強くたくさんの蝶や蜂が吸蜜にやってくる。
 あの旅するアサギマダラも、風に吹かれてフワフワと、優雅な舞姿をみせて立ち寄ったが、カメラを向ける間もなく飛び去った。
  山稜に湧く夏雲は雄々しく見えても、レンズに切り取られた森羅万象に漂う秋の気配は、もはやぬぐいがたい。