アキアカネ舞う守屋山頂上

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惜桜小屋日記

2008年7月29日(土)


小屋の森入口の草地にウバユリ(1部オオウバユリ)の群落が出現した。淡い緑色したつぼみが茎を囲んで八方に突き出し、もうすぐ咲きそうである。
 この場所は、土地を持っている人が数年前、クリやヤマグワの大木を伐り払い、昔の畑地に戻そうと試みたが、高齢で頓挫してしまったという。
 それまで日差しをさえぎっていた覆いがとれたあとを、数百種とも思える雑草が襲って占領し、新たな緑地が誕生した。ウバユリもこのときの侵略者のひとりだが、群れ咲くのは今年が始めて。満を持しての登場である。
 ここでは今年、春先にフキノトウがたくさん採れた。春からいろんな花々が咲いた。残された小ヤブにウグイスもやってきた。
 手を加えた自然はすぐに自ら修復しょうとする。それは自然の素晴らしさ、たくましさであり、時には恐ろしさでもある。

13個も花をつけた方はオオウバユリ(?)

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