惜桜小屋日記
2008年7月13日(日)
今日も炎暑を嫌って小屋ごもり。里よりずっと涼しいけれど、それでも24度、ビーバーで草刈りするヒタイに汗がしたたり落ちてこそばゆい。
つゆ明けも近い季節の端境期。ここ数日の間に春のセミがピタリ鳴き止んだあと、夏の森を席巻するエゾゼミが登場するには少し幕間がある。
さえずるクロツグミもキビタキも、5月の頃のあの高らかな艶やかな名調子とはうってかわって、申し訳程度に口ずさむ感じ。野鳥の世界もぼつぼつ子育てが終わるころ、からだを張ったラブソングもテリトリーソングも、もうお呼びではないらしい。
小屋のまわりにウバユリが10株近く、大きなつぼみをつけて開花を待っている。
林の中では、ランの仲間のオニノヤガラが6株もそろって咲き始めた。
オニノヤガラ