駐車広場土手のフジバカマの根元に、ヒルガオが一輪、花をつけた。
 つゆを含んだ野のヒルガオの昔と変わらぬ姿は、楚々として飾らず、欲せず、夕暮れまでの一日の命を無心に咲いている。ゆえに胸の奥の 「 郷愁 」 の畑に、しっかり根を下ろしているのかもしれない。

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惜桜小屋日記

2008年6月23日(月)