梅雨晴れをねらいトレッキングを楽しんだ、南八ヶ岳山麓のミヤマハンショウヅルは、雑木にからんだツルの先に咲くオキナグサといった風情の、奇妙な魅力を持つ亜高山帯の花である。暗紫褐色の4枚のがく片の内側に舌状の花弁を持つ個性派だけにかなり目立つけれど、行き交うトレッカーは見慣れているのかほとんど目もくれない。
往復5時間ほどの登山道は花盛り。ボケやレンゲツツジはじめ、スズラン、マイヅルソウ、ミヤマカタバミ、エンレイソウなど目を楽しませてくれた。
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惜桜小屋日記
2008年6月14日(土)
ミヤマハンショウヅル。右上からツバメオモト、ヒョウタンボク、チョウセンゴミシ