先週、50株近い群落が見つかった小屋の森のササバギンランが、ボツボツあの純白の清楚な花をつける頃だろうと、期待して林内に分け入ってびっくり。花どころか、どれもこれも地面から数センチのところから引きちぎられている。
まわりに花や茎の上部は見当たらないから、なにかに食べられたものらしい。周辺に残された足跡から、犯人はニホンジカらしいと容易に推測される。
成長が遅れ草丈が短い数本だけは被害を免れたけれど、ほとんど全滅に近い。それでも根は荒らされていないから、もしかすれば来年は再生するかもしれない。淡い期待である。
右下の2枚の写真は、群生地に近い草地に咲いたササバギンラン。こんな花が群れ咲く景観を見損なってしまったのがとても残念だ。
惜桜小屋日記
2008年5月30日(金)
※近くの山道にあっ たシカの足跡
右下の2枚はクリックすれば拡大します。
花をシカに食べられたササバギンラン