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惜桜小屋日記

2008年4月5日(土)


 タヌキ(狸)は、けもの偏に里と書くくらいだから、里に出てくるのは少しもおかしくないけれど、山裾からおよそ1kmも離れた住宅地に、真昼間から姿を現せば、大方の人は意外性を感じるに違いない。
 隣家の庭先に狸がやってきたのはまだ日の高い午後のこと。家人が大慌てでカメラを向けると、協力するよう見返りのポーズ(?)を決めて、姿を消したという。野生の営みは人に寄り添うよう、意外と我々の身近にあるものだ。