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惜桜小屋日記

2008年1月2 日(水)


 正月の客は、2階からいきなりやってきた、近所の飼い猫である。
昨年の後半から度々姿を見せている。
 ネコのヒタイの敷地に、建物に寄り添うように立つサワラを、4mほどよじ登って、枝にたどり着くと、その枝を伝ってベランダに下り立つのである。いつもことさら構うこともなく放っておくので、結構気ままにふるまっている。
 と言って何をするでもない。10畳弱のベランダを行ったり来たり、あるいは欄干に登って歩く軽業芸を見せたり、時には片隅に背を丸めてうたた寝することもある。夏の間は、アシナガバチの巣を興味深げに覗き込むこともあったが、けしてチョッカイは出さなかった。もしかすると、かつて痛い目に合っているのかもしれない。
 今年は喧嘩相手?!のネズミの年である。たまには追いかけっこする元気のよいところも見せてほしい。