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惜桜小屋日記

2007年12 月17 日(月)


 氷点下4度を下回る本格的な冷え込みに、とうとう最後に残った1匹も死んだ。もしかすると息絶えたのは2,3日前だったかもしれない。
 というのも昨日も一昨日も同じ位置にいて、動きを確認していない。
 それまでは、日中わずかに手足が動いているのを見ている。
 今朝、この寒さだからもしやと思って覗いてみたが、相変わらず巣にとまっているが、身動きひとつしない。
 触ったらポロリと落ちた。
 それでもと部屋に入れ、1時間ほど暖めてみたけれど、全く反応が無かった。死骸は巣の下に置いた。
 1匹目の死骸はとうに風に乗って消えている。
 今はせっせと巣穴に運んで食料にするアリもいない。このアシナガバチも、木枯らしに吹かれて、いずれ土に返るのだろう。