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惜桜小屋日記
2007年10月11日(木)
薄暮の森林(もり)を見回り、樹間に仰いだ残照の空は、明日のお天気を約束してくれるように、うす紅(くれない)に染まっている。
しばらく碧空に心を遊ばせ目を転じれば、明るくほつれたうす雲の下に、寒気を含んだような暗く低い雲が立ち込めている。
空の表情もひと筋縄ではゆかぬらしい。