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惜桜小屋日記

2007年10月6 日(土)


 駐車場土手の女郎花(オミナエシ)に巣をかけた、女郎蜘蛛(ジョロウグモ)。初夏の頃まだ楚々としていた彼女も、今では小さなオスを3匹も従え、すっかり女王の貫禄である。
 写真は9月中旬に写した。
 梅雨最中から咲き続けた女郎花も、10月に入りさすが色あせたけれど、ここ数日、女王の姿が見えないのが気がかり。
 朝晩の冷え込みがきつくなったとはいえ、まだ凍え死ぬほどでない。ネットに直径10p位の穴が開いているので、何かの餌になった可能性もあるけれど、産卵場所を求め近くに移動したとも考えられる。
 巣から2mほどの範囲にある葉裏に、イチゴミルクのような赤い卵塊を作って、千個以上の卵を産むという。
 それが翌年6月ころ、団居(まどい)を捨てて散ってゆくというのだから、どおりであちこち巣だらけになるはず。
 夏、近くの3歳になるM子ちゃんが、この女王を見て、コワイといって近づかないので、「オジサンが飼っているんだよ」というと、親近感がわいたのか、それまでのように嫌わなくなった。