冬になると、ハクセキレイの夫婦が隣の家の庭先にやって来る。
いつもは近くの川ベリにいて、朝から夕方まで何回か舞い降り、仲良く地面に落ちた餌をあさっている。
 何を食べているのか不思議だったけれど、隣の奥さんが残り物のぱんくずをほぐしたものや、やくやくホームセンターで買ってきた小鳥の餌を、ばら撒いているという。可愛がっているせいか、よほど近づかない限り、近所の人が通りかかっても、逃げるようなことはない。
 訪れるようになって、今年で3シーズンになる。
 本来は冬鳥なのだが、県下でも場所によって漂鳥、留鳥として四季を通じて居つき、繁殖もしているという。ただ、このハクセキレイは、冬場に姿を見せるだけなので、繁殖地はほかにあるらしい。
 餌を狙って、このあたりを縄張りとするヒヨドリが、低空飛行でチョッカイをだすことはあるが、トラとクロの2匹の飼い猫は、無関心を装っており、今のところなんとか平和が保たれている。

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惜桜小屋日記

2007年3月3日(土)